2023年度第二段階「ジュニアドクター育成プログラム」開催日誌

 

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2024年1月20日(土)【アカデミックスキルゼミⅡ】④「効果的なプレゼンを学ぼう」開催報告

 今回は,プレゼンテーションについて,スライドの工夫や効果的な発表方法などを学び,これまでに各自が作ったスライドを改良してきました。

 まず,受講生は,「どんなときにプレゼンテーションをするのか?」という問いから,相手にわかりやすく説明するためには何が必要かと考えました。そして,プレゼンテーションの種類について知り,自分たちがこれから行うアカデミックなプレゼンテーションについて学びました。

 次に,スライドを作成するときには,

  • 文章ではなく簡潔に箇条書きで書くこと
  • 文字はできるだけ大きくすること
  • 可能な限り図式化したり,グラフを効果的に用いたりすること
  • アニメーションは必要な箇所のみ最低限にすること

などのポイントを学びました。相手にわかりやすく伝えるためにはスライドの工夫も大切です。

 また,決められた時間の中で伝えるために,受講生は,発表原稿を用意して練習を重ねることの重要性を感じていました。専門用語についても,共通理解のために定義を明確に示すことが重要だということも学びました。

 最後に,自分たちのこれまでのスライドをもう一度分かりやすくまとめました。受講生たちは悪戦苦闘しながらもスライドの分かりにくい部分を直して,見やすいように工夫することができていました。先生やメンターのサポートを受けながら,自分たちのプレゼンテーションが少しでも上手くいくように,スライドをブラッシュアップしていました。学習成果発表会では,より良いプレゼンテーションができると良いですね。

 

2023年12月26日(火)【冬休み特別企画】「プロジェクションマッピングに挑戦!」開催報告

 2023年12月26日(火)に「プロジェクションマッピングにチャレンジ!」を開催しました。受講生は午前と午後それぞれ4つの班に分かれ,それぞれのグループが創意工夫をしながら作品づくりに挑みました。今回は,島根大学の教育学部学生が主導して計画したプログラムになります。

 まず,受講生は,プロジェクションマッピングとは何か考えました。これまでに,プロジェクションマッピングを見たことがあるか,どのような活用ができそうかなど考えたり,発表したりしました。次に,プロジェクションマッピングを作るために必要な「Googleスライド」の使い方と,今回制作を試みる環境についての説明を受けました。今回の環境は,ブックエンドに投影する画像と,背景に投影する画像を製作し,2台のプロジェクターからそれぞれ投影して1つの作品を作り上げます。

 受講生たちが作品を作り上げるうえで受けた説明はこの2つのみです。今回のテーマは「試行錯誤」。どうしたらより鮮明に,ブックエンドの形に沿うような画像を作れるのか,そのためにはプロジェクターとの距離はどうしたらよいのか,どうしたらブックエンドの影が消えるのか,そういった作品を作るうえで生じる課題の解決方法を受講生自身に考えてもらうのが今回の企画のねらいでした。

 最後に,それぞれの班が作品を披露し,製作するうえでこだわったところ,大変だったところ,難しかったところなどについてスピーチをしてもらいました。最後に受講生,参観された保護者の方々も交えて投票を行い,「参加者が選ぶ賞」に選ばれた班には,賞状が授与されました。

 

2023年12月10日【STEAMプログラムII】「③ロボット手術の世界へようこそ」開催報告

 12月10日(日)に島根大学医学部附属病院で,医学部の先生方や医学部生の皆さんと共に実際の手術室に入って,ロボット手術da Vinci(ダヴィンチ)や腹腔鏡手術を体験するプログラムが行われました。

 はじめに医学部の先生から,ロボットの定義について,ロボット手術の始まりについて,なぜロボット手術が良いとされているのかなどの講義がありました。その後,手術着に着替えて手術室へ移動しました。手術着を着た受講生の皆さんは,とても楽しそうでワクワクした様子でした。体験会場の手術室は,実際に手術が行われている場所であるため,とても緊張感がありました。ですから,受講生も真剣に先生の説明を聞いていました。受講生は,2Dと3Dの腹腔鏡手術の体験,そしてda Vinciの体験を行いました。受講生からは,「ロボット手術は楽しいけど,集中力を保ったまま何時間も手術をするのは大変だ」という声も聞かれました。楽しいと感じると共に,集中力を維持し続ける手術の大変さも感じたことは,受講生の皆さんにとって貴重な経験だったと思います。また,受講生同士でロボットの操作方法のコツを教え合い,学び合う様子が多く見られました。さらに,休憩中に,このプログラムを通じて医師になりたいと思ったと話してくれた受講生もいました。

 最後は,医学部の先生がda Vinciを操作して糸を縫う様子を見せていただきました。受講生の皆さんは,大きなロボットがこんなにも細かな動きをするのかと驚いていました。価値のある貴重な体験ができたプログラムでした。

 

2023年11月4日(土)~5日(日)「ジュニアドクター育成塾 サイエンスカンファレンス2023」参加報告

2023年11月4日(土),5日(日)に東京のお台場にある国際交流館プラザ平成にて,「ジュニアドクター育成塾 サイエンスカンファレンス2023」が開催されました。

・サイエンスカンファレンスまでの準備について

 本学総合理工学部 山口勲教授による熱心なご指導のもと,発表に向けた打ち合わせ,エントリーシートの作成,ポスターの作成,発表動画の収録,発表&質疑応答の練習会を実施しました。

 

・当日の様子について

 当日は,全国計28のジュニアドクター育成塾実施機関の代表受講生が集い,ポスター発表および交流会が行われました。

 1日目はポスター発表が行われ,しまだいジュニアドクター育成塾代表の岩本実久さんも発表しました。まず,受講生による相互発表を行い,続いて審査員の先生方への発表という順で進行しました。審査員からも具体的なアドバイスをいただくなど,有意義な時間となりました。

 2日目は,今年度ジュニアドクター育成塾5年目を迎えた5つの研究機関がプログラムを企画する交流会に参加しました。ディスカッションを通して他の受講生の様々なアイデアに触れることができました。

 最後に,ポスター発表の審査発表が行われました。「研究発表大賞」として10名が発表されましたが,岩本さんは「研究発表優秀賞」を受賞し,代表してステージ上で賞状が授与されました。続けてスピーチを求められ,研究のきっかけや苦労したことを話されていました。

 

 国立研究開発法人 科学技術振興機構のジュニアドクター育成塾のサイトにおいて,サイエンスカンファレンス2023の概要などが公開されています。こちらからどうぞ。

 

 

2023年9月30日(土)【STEAMプログラムII】2「外科手技体験キッズセミナー」

 

島根大学医学部附属病院が毎月発行している病院ニュースに記事が掲載されました。こちらからご覧ください。

 

2023年9月2日(土) サイエンスカンファレンス出場者選抜審査会を開催しました。

 2023年9月2日(土)に,島根大学松江キャンパスの大学ホールで「サイエンスカンファレンス出場者選抜審査会」を開催しました。発表を行ったのは昨年度の受講生から選抜された第二段階の受講生12名です。発表会は午後1時から夕刻16時まで続きました。この発表の結果を受けて,東京で行われるサイエンスカンファレンスに出場する一名が選出されます。

 今回の発表では8/21~8/23に実施された隠岐合宿での中間発表と比べ,受講生の創意工夫が見られました。発表内容を大幅に変更した受講生や中間発表で得られたアドバイスを受けて発表内容を補足修正する様子が印象的でした。加えて約10日間という短い時間の中で,学校に通いながら発表に向けての準備をしただろう受講生の姿に感心しました。

 発表会には,第一段階(本年度参加)の受講生,第一第二両段階の保護者,島根大学の先生、外部評価委員の先生方の約50名が参加されました。大人数の前での発表には,さすがの第二段階の受講生にも緊張の様子が見られました。審査の先生方からの質問は小学生や中学生が答えるには難しいものもありましたが,それらの質問に対して第二段階の受講生はゆっくりと丁寧に答えており,心に残りました。また,第一段階の受講生の中には,発表に対して熱心にメモを取ったり質問をしたりする姿が見られ,受講生の学びの意欲に感心しました。

 受講生の絶え間ぬ努力と大学の先生の熱心な指導の結果,発表の内容はとても充実しており分野も多岐にわたりました。そのため飽きが来ることなく発表が進み,発表会に参加された皆さんにとって有意義な時間が生まれたと思います。選考されてサイエンスカンファレンスに臨む受講生,3月に実施されるジュニア論文に向けて探究進める第二段階の方はもちろん,第一段階の受講生の充実した探究がスタートすることを願っています。

2023年8月27日(日)【STEAMプログラムII】1「最先端技術でマウスの脳を光らせよう」開催報告

6月に行われた第1回では,マウスに蛍光タンパク質GFPの遺伝子をセットしたウイルスを打ち込みました。2023年8月27日(日)に行われた第2回では,そのマウスから脳の切片標本を作成し,顕微鏡を用いて,光らせた神経細胞を観察しました。切片作成の段階では、受講生たちは緊張した面持ちで説明を受け,実験に取り組みました。その後、顕微鏡によって映し出された緑に光っている神経細胞を見ると,「お~!」と驚きの反応を見せ,キラキラした目で画面を食い入るように見つめていました。この日も,説明に対して積極的に質問してくる子も多く,子どもたちの医学に対する興味関心が引き出された日になったのではないかと思います。初めての場で緊張することも多々ある中で,説明に真剣に耳を傾け,分からないことは質問しながら,常に一生懸命実験に取り組んでいました。その結果,無事みんな実験に成功し,マウスの脳を光らせることができました。素晴らしい!!!

 

2023年8月21(月)~23日(水)【リサーチキャンプII】1「隠岐の大自然の中で大地について学ぼう」,【サイエンスラボ】6「中間発表会」開催報告

【1日目】

隠岐に着いたのち,島根大学隠岐臨海実験所へ向かいました。まず,所長の吉田真明准教授の講義の後,早速フィールドワークに向かいました。臨海所付近の海でフナムシを捕まえ,迷路に入れてフナムシが迷路を探索する行動を観察しました。そこで浮かび上がったフナムシの行動習性。学んだことから生じた自分たちの疑問を,さらに実験で確かめるという姿もみられました。実験の際には,受講生どうしで試行錯誤したり,元気なフナムシを交換したりするなど,他の班と協力しながら取り組むことができました。

夕食後には,夏休みに取り組んできた探究の成果の中間発表会が行われました。受講生12人それぞれに分野が異なる研究テーマに私はワクワクしました。受講生は限られた時間の中で,スライドの作成や発表練習などをして中間発表会に臨んでいました。メンターから出た質問に堂々と応じる姿勢はとても感動しました。また,発表の後も,受講生同士で互いの発表について振り返っている様子がみられました。それぞれテーマとしている分野はバラバラですが,他分野を研究している受講生同士の意見交換はとても刺激となり,違った視点からの発見もあります。

 

【2日目】

 

 2日目にまず訪れたのは,那久岬展望台です。放牧されている牛をバックには,島前の島々も広がる雄大な景色でした。そして,休館日にも関わらず特別に開けて頂いた隠岐自然館を訪問。隠岐ジオパーク推進機構の野邉一寛事務局長から隠岐の自然や生態系に関する様々なお話を聞かせていただきました。夏と冬の植物がどちらも存在しているという貴重な場所であることや,よく,おいしい魚は脂がのっているといいますが,その理由についてもお聞きし,皆驚きました。

 

午後の玉若酢命神社の参詣や「かぶら杉」の観察では,手を広げてどれぐらいの大きさなのかと考えたり,銚子ダムでの隠岐片麻岩の観察では,ガーネットを見つけようとするなど,旺盛な探究心が目に見えてわかりました。久見海岸では,黒曜石を見つけることができ,さらに,少し上った先からは,小さくですがローソク島を確認することもできました。

 

【3日目】

 まず,向かった先は水若酢神社です。雨が降っていましたが,クイズにもあった人情相撲の話をその現場を目にして聴くと子どもたちは興味津々。しっかり参拝もしました。

 続いて向かった先は,白島海岸です。2日目に隠岐自然館で植生の特徴を聞きましたが,実際にあじさいが8月に綺麗に咲いている様子が見られました。また,海岸の岩石を展望台から観察しました。黒や白の色の違いを間近で見ることができました。

 久保呂海岸では,マウントゼノリスを観察しました。海岸に宝石が転がっている事実に子どもは興味津々でした。石を拾ってはこれかなと先生に確認してもらい,嬉しそうな表情が見られました。

 最後に,隠岐島文化会館にて振り返りの会を行いました。1人1人この3日間で学んだことを発表しました。隠岐自然館でのことや中間発表での経験を話してくれました。隠岐に初めて行った子も何回も行っている子も1人1人新たな学びがあったようで,みんな生き生きとしていました。「なぜそれがそこにあるのか」自然館で言われたことを今後の生活に活かして科学的な見方・考え方を伸ばし,探究心をより育んでいけるきっかけになった隠岐合宿になったと思います。

 

 

夏休み【サイエンスラボ】5 「ゼミで活動しよう」開催報告

 夏休みに,第二段階の受講生一人一人が本学の研究室に配属されて探究活動を行いました。まず,事前に探究計画書を作成してもらい,それを配属先の先生方に説明することから始まりました。先生方からは一人一人の研究がより良いものになるようにと温かく,かつ丁寧にご指導くださり,受講生は自分の探究を修正したり,より具体化したりしました。その後,いよいよ実験や文献研究が行われました。

 今回,探究計画書をもとに,各受講生と指導教員とのマッチングをかなり丁寧に行わせていただきました。おそらくベストマッチだったのではないかと思います。

 実際の探究では,皆さんなかなか思ったようにうまくいかなかった受講生が多かったように思います。しかし,ある先生は「学校でやる実験は誰がやっても成功する実験しかやらない。けれども,実際の我々の研究は失敗することが当たり前。そこから課題を見いだして,次につなげていくことが本当に大事なんだ」と仰られていました。このように,「本物の」科学の研究を体験していることの価値を学んで欲しいものです。

 こうして探究した成果は,隠岐合宿や9月2日のサイエンスカンファレンス出場者審査発表会でプレゼン発表を行いました。そして,今後は「ジュニアドクター論文」として最終的にまとめ上げる予定です。

 

2023年7月22日(土)【アカデミックスキルゼミI・II】4「身の回りの問題をデータで表現しよう」開催報告

 2023年7月22日(土)に,山陰教員研修センターで【アカデミックスキルゼミI・II】4「身の回りの問題をデータで表現しよう」を第一段階と第二段階が合同で開催しました。いつもより人数が多いだけに,刺激が多い実りあるプログラムとなりました。

 まず,開講式で学んだ統計的な問題解決の方法であるPPDACサイクルについて復習し,今後受講生の皆さんが探究を進めるうえで大切になってくることを確認しました。そして,研究の方法について大きく2つのことを学びました。1つ目は,先行研究に触れることの大切さです。「自分がなぜ研究をするのか?」といった理由に関わるとても大切なことで,実際にGoogle Scholar等で興味のある分野の論文を検索してみました。検索キーワードに,悪戦苦闘していましたが,皆さん本物の論文に触れて刺激を得ていたようでした。2つ目はデータをとることの大切さです。研究においてデータの種類にはいろいろなものがあることや,データをどのようにとるのかについて学びました。そして,実際にデータをとるときによく用いられる質問紙について,実際に考えてみました。スマートフォンの利用実態を調査するという身近なテーマであったこともあり,よく工夫された質問項目がたくさん挙がり,分析方法もしっかり考えられていました。さらに,「ローデータ」と呼ばれる生のデータに触れ,「データからどのようなことが分かるか?」,表やグラフも用いながら分析してみることに挑戦しました。はじめデータを見た時は「何から手をつければいいの?」といった疑問などが挙がりましたが,データを眺めているうちに疑問や興味が湧いてきて,次第にグラフに表してみるなど分析を試みようとしていました。

 このプログラムでは,統計グラフコンクールへの応募のお話もしました。島根県政策企画局統計調査課の森永壽様からコンクールの概要をご説明いただきましたが,皆さんの探究活動の一環としてぜひ統計グラフコンクールへ応募していただきたいと思います(統計グラフコンクールへは,お住まい,または,在学の県へご応募をなさってください。また,鳥取県では現在募集をしていないようですので,「算数・数学の自由研究コンクール」等へのご応募をご検討ください)。

 

2023年6月25日(日)【STEAMプログラムII】1「最先端技術でマウスの脳を光らせよう」開催報告

2023年6月25日(日)に午前と午後の2グループに分かれて,「最先端技術でマウスの脳を光らせよう」を開催しました。しまだいジュニアドクター育成塾では初めての医学部開催でした。このプログラムでは2回にわたり,ウィルスベクターを使って、蛍光タンパク質をつくる遺伝子を注射し,マウスの全身に運んで,脳の神経細胞(ニューロン)を光らせ,ニューロンのかたちを観察します。8月に観察するために,今回は,ウィルスベクターをマウスの体内に注入する活動を行いました。

 当日は,まず,本学医学部 桑子賢一郎准教授によるオリエンテーション・講義が行われ,プログラムで必要な知識を学習しました。その後,実験室に移動して,①マウスに触れて慣れる,②色素注入によるマウスへの注射の練習,③新生仔マウスへのウィルス注射,④成体マウスへのウィルス注射,とステップを経て,マウスに注射しました。最後は一人一人振り返りを発表し,8月のプログラムの予告を聞きました。

 最初,マウスに触れたり,色素を注射したりするときは皆さん緊張していたようでしたが,桑子准教授をはじめ神経・生理学講座の先生方やメンターの分かりやすくて温かいサポートを受けて次第に緊張がほぐれ,最後にマウスへ注射したときは先生方からお褒めいただいたほど,皆上手にできていました。そして,「8月の観察が楽しみ」という声がたくさん聞かれました。

 

2023年5月27日(土) 令和5年度しまだいジュニアドクター育成塾開講式を,第1期生39名,第2期生12名の出席のもと挙行いたしました。

 2023年5月27日(土)に開講式を挙行しました。当日は,しまだいジュニアドクター育成塾運営委員会 大谷浩委員長(本学副学長/理事)よりご挨拶を申し上げたのち,スタッフの紹介,受講生の自己紹介を行いました。その後,第二段階代表受講生のプレゼンテーションを口頭発表形式で行いました。今年度から第一段階に参加された受講生からは,年齢が近いのにすごいといった声が聞かれました。

 午後からは講義が2本行われました。1本目は本学教育学部 御園真史教授による「研究者のお仕事」と題した講義でした。研究者が日頃どんなことをしているのかについて知り,これからの自分たちの研究活動のイメージを膨らませていました。また,本学教職大学院 塩津英樹准教授がドイツへ渡って文献を調べたエピソードを紹介し,受講生は文献を調べることの大切さや大変さを学んでいました。講義の2本目はミシガン州立大学 David Wong先生の"How to become a doctor in the other countries”と題した英語による講演でした。海外の大学では独創性が重視されており,自分で自分を理解し,自分はとてもおもしろい人間なんだとアピールすることが大切だとお話されました。そして,実際に自分を理解し,アピールしようということで,模造紙に書き出して,自己PRを行うワークショップも行われました。受講生は皆さん意欲的に取り組み,自分の新たな一面を知る機会となっていました。

 

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