廣兼 志保
HIROKANE Shiho (教授)
1966年1月生
自己紹介・アピール
私は、体育科教育のなかでも、ダンス領域における教材開発史を研究してきました。学校教育においては、次世代の人々がよりよい社会を築けるようになることを願って、それぞれの時代の社会状況を反映した学習内容や教材が選択されてきました。それらの変遷をひもとくことで、人々がどのように生きたいと願っていたかが見えてきます。私は、歴史を学ぶことを通して、私達が将来どのように生きたいか、そのために何をどう学んだらよいかを考えています。
教育・指導分野
学部:初等教育開発講座
大学院:教育学研究科 (教職大学院) 兼任教員
専門分野およびキーワード
体育科教育
現在の研究分野・テーマ
体育科教育のなかでもダンス領域を対象とし、大正期から昭和初期の学校教育における学習内容や教材の変遷について研究しています。
最近の研究成果
学術論文 | |
◆ | Margaret H’Doubler(1889-1982)が提示した“Exercises for Fundamental Motor Control ”(1921)についての考察.スポーツ教育学研究35(2),29-41,2015 |
◆ | 朝輝記太留(1878-1938)の「体育ダンス」に関する考察:運動と音楽のリズムの間の関係に着目して.体育学研究59(2),609-624,2014 |
◆ | 大正後期の体操科における「体育ダンス」の研究:フォークダンス教材とナチュラルダンス教材からの考察.学位論文,広島大学,2014 |
◆ | 朝輝記太留(1878-1938)の米国体育視察と行進遊戯教材の普及に関する研究. スポーツ教育学研究32(1),19-31,2012 |
◆ | 『審美と体育』にみる<美>の思想の実際 -荒木直範(1894-1927)の「体育ダンス」論の思想的背景を探る. 舞踊学20,6-17,1997 |
他 |
担当授業
学部:
初等体育科教育法概説,初等体育科内容構成研究,初等教育実践基礎C,
授業実践研究,教職実践演習,ダンス・からだほぐし,体操・ダンス教材研究 他
大学院:
教科指導力向上のための授業研究と課題 他
最近の社会的活動・地域貢献活動
◆ | 島根県学校体育研究連合会ダンス研修部会常任理事 |
◆ | 島根県中学校体育教員武道・ダンス研修会指導講師 |
◆ | 島根県学校ダンス授業研究会指導助言者 |
◆ | 島根県学校体育ステップアップ事業指導講師 |
◆ | 松江市教育委員会点検・評価報告書有識者委員 |
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