1000時間体験学修における「スクール・インターンシッププログラム」の開発
(2018年度)
プロジェクトの名称 | 1000時間体験学修における「スクール・インターンシッププログラム」の開発 | |||||||||||||||||||||
プロジェクトの概要 | 1000時間体験学修のうち「スクール・インターンシップ」に関して学生の効果的な活用の仕方について検討し,学生の学びの更なる充実を目指す学校教育体験活動プログラムを,附属教育支援センターと近隣市郡の幼稚園,小・中学校の共同により開発する。 また,本学が行っている「スクール・インターンシップ」の周知徹底や事務手続きの明瞭化を図るために,パンフレットや利用の手引き等を作成する。教育学部では,平成18年より「実習セメスター学校教育体験活動」として,島根・鳥取両県の公立学校において学生が体験活動をしてきた実績がある。その成果や課題を踏まえ,1000時間体験学修の新たな枠組みの中で成立した「スクール・インターンシップ制度」をより充実したものにしていく必要がある。2年間のスパンで,モデル校を選定するなどして協力校とより連携を密にし,学校現場のニーズと学生のニーズを把握して更なる発展を目指したい。 |
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プロジェクトの実施状況 | 本学が行っている「スクール・インターンシップ」の周知徹底や事務手続きの明瞭化を図るために,パンフレットを作成した。パンフレットには活動の様子を写真で紹介し,受け入れ先でどのような体験活動を行えるのか分かりやすいものとした。 また,「スクール・インターンシップ」のモデル校として,米子市立美保中学校において,6名の学生が体験活動を行った。受け入れ先からは,アカデミックな風を吹かせてほしいとのことで,それぞれの教科の授業補助,学生の持ち味を生かした学級活動の授業を行った。172名の全校生徒のアンケートを見ると,大学生と有意義な時間を過ごすことができ,授業も良かったと,ほぼ100%の回答をもらった。 今後も,学生の教職志向を高めていくと共に,受け入れ学校のニーズに対応していくとこも大切であると考える。 |
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研究組織 |
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本プロジェクトにより期待される効果 (成果の公表方法を含む) |
地域社会の課題解決のための実践的能力を培うことは,全学の中期計画にも掲げられている。本計画は,学校理解や教師の仕事理解,子ども理解を高める活動を通して,学生に学校を取り巻く地域社会の課題に気づかせ,その解決に向けての思考・実践・省察を行わせるものである。これら一連の過程を通して,学生に課題解決のための実践的能力が培われることが期待される。また,地域の教育的ニーズに応える活動を展開することで,地域の教育活動の充実に貢献することができる。 |