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眼視では見えなかった天体を,子ども達がリアルタイムにモニター観測できる最先端天体観望システムの構築と運用-CMOSカメラとPC用モニターを用いた電子天体観望システムによる学校や教育機関での学習展開への応用-(Project)

(2018年度)

プロジェクトの名称 眼視では見えなかった天体を,子ども達がリアルタイムにモニター観測できる最先端天体観望システムの構築と運用-CMOSカメラとPC用モニターを用いた電子天体観望システムによる学校や教育機関での学習展開への応用-(Project)
プロジェクトの概要  近年は,高感度CMOSカメラも比較的安価に提供されるようになり,肉眼では見えなかった星雲等をモニター画面上で見ることが可能になり,加えてGPSやCCDカメラ及び各種センサーを搭載し,スイッチを入れるだけで自分の位置や時刻等を判断し,接眼部を覗くだけで目標とする天体を観測できるようにする望遠鏡が登場してきている.それらのような技術を用いることで,子ども達が,眼視では視認しにくい天体等を,モニター画面上に映し出し,皆で観望できるシステムの構築をめざす.
 テクノロジーを活用した天体観望を,対話しながら体験し,天体の専門知識が無くても星雲や銀河を観測できることを知ってもらうことに加えて,可能な程度の価格でのシステム構築を模索して教材として提案し,興味ある学校や機関等が自分たちだけで電子天体観望を始められ,継続的に続けられる土壌づくりを検討する.
プロジェクトの
実施状況
 ICT技術の進歩は,高額になるために社会教育や学校教育の場で実践することが難しかった天体観望を可能にしてきている.今年度の実践では, CMOSカメラとPC (personal computer) を用いて,眼視では見ることができなかった天体を,子ども達がリアルタイムにモニター画面上で観望できる,天体観望システム (電視天体観望システム:EAA) の構築を目指し, 社会教育施設や学校での運用に広げることを目標としてプロジェクトを開始した.
 今回の予算措置に助けられ,鳥取県立大山青年の家での試行を経て, 島根県立三瓶自然館 「サヒメル」 と協働し,CMOSカメラを用いた電視天体観望の試みがなされ,社会教育施設での観望時特有の課題が解決できる見通しが持てた.一般の観望客を対象にCMOSカメラを用いた電子観望を実演し,それらの活動を含めて論文という形で公開することができたことに加え,次年度に向けて新しい関係も作られつつある.
研究組織
所属・職 氏名 専門分野
島根大学大学院教育学研究科教授 ○千代西尾 祐司 学校・学級経営,教科教育,ICT活用教育
株式会社アクアキューブ代表取締役 古都 浩朗 松江星の会,米子星の会
島根県立三瓶自然館サヒメル 竹内 幹蔵  
本プロジェクトにより期待される効果
(成果の公表方法を含む)
 今後,電子天体観望の方法論が確立していくことで学校や教育機関等で,色彩を伴う観望が可能になる.平成30年度の実践は大学院の紀要で報告できたことと併せて,サヒメルではCMO Sカメラを購入し次年度の観望に用いようとしている.カラー写真ように美しく見えるため,子どもの興味関心も高めることにも繋がる.次年度は次の課題である自動導入の低価格化の模索をすることになるが,新たにさじアストロパークとも連携し安価な自動導入の方法論の確立をめざす.
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