国際教育プログラム共同開発プロジェクト

(2018年度)

プロジェクトの名称 国際教育プログラム共同開発プロジェクト
プロジェクトの概要  本プロジェクトでは、本学部の既存の国際教育プログラムを、長期的に持続可能なプログラムとして発展させることを目的に行うものである。これまで本学部の国際教育プログラムは、特定の教員によっての企画・運営されてきたという課題がある。プログラムを立ち上げた教員と、これまで国際教育に積極的関わりをもつ機会のなかった教員とが協働し、既存のプログラムの内容改善を試みることで、国際教育を担う教員を増加させるとともに、プログラムを多様な教員によって運営可能なものへと改善する。
 本年度は、ヴァージニア・コモンウェルス大学への国外研修の事前指導と研修引率・運営を、これまで国際教育経験のない教員を含めた複数教員で担い、改善策について協議する。また、高大/地域連携プロジェクトについては、地元の高校との連携教育活動を含む、事前指導において、複数の教員が参画し、国際教育プログラムの協働運営をあり方を検討する機会をもつ。
プロジェクトの実施状況  本学部の国際教育を企画運営する教師教育者の増加を狙い、本年度は、これまで国際教育プログラム企画や引率の経験のない下村先生に研修の準備段階から参画頂いた。具体的には、参加学生が帰国前に行うプレゼンテーションの準備に関わる指導や、国際教育プログラムに参加するにあたっての課題研究に関わる指導を香川と一緒に行った他、ヴァージニア・コモンウェルス大学研修先到着後には、研修中繰り返し行う講義の事前予習会・復習会に参加し、議論に参画して頂いた。引率業務にかかわるノウハウもそれぞれの活動において情報提供行った。
研究組織
所属・職 氏名 専門分野
初等教育開発講座・准教授 ○香川奈緒美 教師教育,コミュニケーション学
数理基礎教育講座・准教授 御園真史 数学教育・教育工学
初等教育開発講座・准教授 下村岳人 数学教育
本プロジェクトにより期待される効果
(成果の公表方法を含む)
 日本の教育を相対的にみて、教師教育を行う能力は、現代のグローバル社会の教育者にとっては特に必要不可欠である。多様化が進む教育現場で質の高い教育を保証するためには、国外の教育を経験し、多様な他者の視点に触れ、日本の教師教育を再度考え直す機会を持つことが必要である。また、こうした経験の教育的効果は、本人のみならず、学部、大学全体に多大な影響をもたらす。
 成果の公表は、研究論文執筆、学会発表に向けて準備中である。また、協働学修の成果は、先方ヴァージニア・コモンウェルス大学のニュースレターやウェブサイトにて公表された。