(仮称)附属学園(義務教育学校)の研究成果の普及促進および「未来創造科(仮称)」のカリキュラム開発
(2018年度)
プロジェクトの名称 | (仮称)附属学園(義務教育学校)の研究成果の普及促進 および「未来創造科(仮称)」のカリキュラム開発 |
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プロジェクトの概要 | 島根大学教育学部附属学園(仮称)は,島根県および山陰地域の教育実践研究の拠点であり,その成果を発信してく責務がある。特に第3期中期計画(通し番号51)においては「アクティブ・ラーニング等の新たな教育課題に対応した実践的教育・研究活動を強化し,その成果を全国及び地域に発信する」ことが計画されている。平成30年度においては,「全ての教科で幼稚園から中学校までの11年間を見通した資質能力の育成について系統立てた研究を行い、アクティブ・ラーニング等の現代的教育課題に対応した実践研究を行うとともに、附属学校で開催する公開研究会を含めた研究会の形を見直し、地域の教員研修に対応した実施形態に改変して実施する。また、附属学校の地域への貢献度を測るため、研修会と連動する情報交換会、アンケート調査等を実施する」とされている。現在,この計画にしたがって,研修会改革を行い,順次スタートしたところである。 さらに第3期中期計画(通し番号50)においては「平成31年度に義務教育学校を設立することを目指し,学部改組による新しい教育課程に対応した 附属学校組織へ先駆的に改変するとともに,教員研修機能を強化するために教職大学院を加えた 運営体制の整備を行う」とされ,「戦略性が高く意欲的な計画」に指定されている。この中で,小中一環カリキュラムの中核的な役割を担うものとして,新教科「未来創造科」の開発を計画している。 本プロジェクトは,学部教員と附属学園(仮称)教員が協働して,これらの取り組みをいっそう充実させ,その成果を地域および全国に向け発信することを目的とする。具体的には,地域の教員,さらには,本学学部生・教職大学院生を対象に,新たな教育課題に対応した実践的指導力向上を目指した研究会等の開催,および,そういった日々の研究成果の研究集会・学会等での発表を実現するために,必要な予算措置を要求するものである。 |
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プロジェクトの実施状況 |
(1) 日本教育大学協会研究集会での研究発表 (2) 附属学園と学部が協働した授業研修会等の開催 (b) 中学校数学科での授業研究会および講演会等の開催 (3) 附属学園における新教科「未来創造科(仮称)」のカリキュラム開発 |
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研究組織 |
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本プロジェクトにより期待される効果 (成果の公表方法を含む) |
本プロジェクトは,島根大学教育学部附属学園(義務教育学校)への移行に関して,中核的なプロジェクトに位置付けられる。島根大学教育学部附属学園(仮称)の研究成果を教大協の研究集会で発表,研究年報での論文掲載により,全国的に広めることができた。 また,研修会においては,地域の学校教員に対する資質・能力の向上に貢献することが可能である。授業づくりのための指導案検討会を継続して行ったり,研究協議会で行った授業を勤務校で実践したりすることを通して,それぞれの教員の指導力の向上になる。また,地域の数学科教員との情報交換や協議を通して,数学教育における課題を把握することができる。また,主体的に問題解決に取り組む生徒の育成につながる。 |