NASA教育研修および学校訪問を通じた教育に対する国際的な視点の獲得を目的とした研修プロジェクト
( 2017年度)
プロジェクトの名称 | NASA教育研修および学校訪問を通じた教育に対する国際的な視点の獲得を目的とした研修プロジェクト | ||||||||||||||||||
プロジェクトの概要 | 本プロジェクトでは,NASAが主催する SEECへの参加とあわせて,現地テキサス州の学校訪問も実施する。学生が本学部のカリキュラムを通して得た学びを,さらに国際的視点から深めることのできる貴重な機会を提供することが目的である。加えて,国際的研究視点を図る大学教員のFD機能も目的としている。 SEECでは,NASA,JAXA,先進科学技術研究機関等と教育機関が連携した教育実践プログラム研修に参加し,学びを深める授業実践力を養う。また,NASAの最新の研究施設を見学するプログラムにも参加する。学校訪問では単に授業の様子を観察するだけでなく,教員との意見交換の場も設け,教育方針や学校運営について国際的視点を持って考える有機的機会を提供する。 |
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プロジェクトの実施状況 | 本プロジェクトには,学生3名と引率教員2名の計5名が参加した。2018年2月1日〜3日にかけて,アメリカテキサス州ヒューストンで開催されたSEEC(Space Exploration Educators Conference)に参加し,宇宙を題材とした教育プログラムの取り組みを紹介するセッションや,宇宙飛行士等によるキーノートレクチャーに参加した。あわせて,NASAの最新の研究施設を見学するプログラムにも参加した。SEECへの参加を通じて,学生は日本とアメリカの教育カリキュラム構成の差異や組織として機能していく上での協同の重要性などを学ぶことができ,また,海外でコミュニケーションにおいて伝えようとする熱意が重要である点も認識できたようである。 今回は,期間を短縮しての実施であったが,本プロジェクトは学部内教育では獲得しがたい素質を養う貴重な機会を提供できるものであることから,引き続き継続して実施していきたいと考えている。 |
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研究組織 |
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本プロジェクトにより期待される効果 (成果の公表方法を含む) |
参加学生は,SEECのプログラムを通して他国の教育に触れることができ,また,海外の教員と直接的なコミュニケーションを通して学ぶことにより,日本の教育について客観的に目直す国際的視野を身につけることができる。教育について俯瞰的に捉える能力は,これからの教員に求められる重要な資質である。さらに,引率方法の工夫等によって,本学部教員の国際的研究視点形成を図るFD機能を持たせることもできると考える。また,上記の成果について,報告書を作成し公表することで,成果の発信を行う。 |