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「環境寺子屋」による理数枠への教員候補者名簿の搭載者数増加に関する支援プロジェクト

( 2016年度)

プロジェクトの名称 「環境寺子屋」による理数枠への教員候補者名簿の搭載者数増加に関する支援プロジェクト
プロジェクトの概要  先年のミッションの再定義では、教育学部は第三期中期目標期間中に島根県における小学校教員の占有率35%を確保することを明記した。近年、島根県公立学校教員採用候補者選考試験では、小学校の区分に理数枠が新たに設けられ、理科・数学を得意とする小学校教員採用の意思が明確にされた。
 本来環境寺子屋は、理科好き教師の育成を基本的な理念として設立された。ついに、環境寺子屋の修了生が活躍できる場が島根県教育委員会によって与えられたといえる。これまで2度にわたる環境寺子屋の事業成果報告書では、環境寺子屋のプログラムにより理科好き、技術・家庭科好きの学生を増加させたことが報告されている。
 本プロジェクトでは、従来の環境寺子屋のように自然科学好きの学生を増加させるだけではない。理科、算数、家庭科を専門領域として小学校教員になりたいという学生を一人でも二人でも増加させ、理数枠や理科枠で教員採用試験を突破させるには、学生に対してどのような支援の方策があるのかを明らかにするところに特徴がある。
 このことがひいては、第三期中期目標に明記した島根県における小学校教員の占有率確保の画期的な解決策になることが期待されるため、本プロジェクトを実施した。
プロジェクトの
実施状況
 本プログラムでは、寺子屋の活動に参加する学生の理科好き・自然科学好き・科学技術好き・算数好きを高めるために次のA~Cのプロジェクトを展開した。

A)理科教育の専門家(インドネシアUNTAG大学藤川義範先生)による講演会(国際比較:理科の学び-写真で見る日本・ネパール・インドネシアの学び-)を開催した。40名参加。
  理科教育の専門家による講演会は2017年1月23日(月)にも計画していたが、当日の大雪によって、出雲空港発着の飛行機が全便欠航し、講師が松江に来られなくなり、講演会はキャンセルとなった。
  そのほか、旅費・謝金負担のない自然科学を中心とした講演会を2度開催した。合計81名参加した。
  寺子屋室長による講演会も開催した。11名の参加であった。

B)小学校のエネルギー(1回9名参加)・生命(1回7名参加)・地球(6回のべ102名参加)・食物(1回25名参加)・被服(1回4名参加)領域の学習内容に直結する観察・実験を学生に実体験させた。

C)観察・実験を通して、課題把握→観察・実験計画→観察・実験→結果→結論に至る科学的探究の過程を学生に実体験(2回のべ3名参加)させた。

D)その他、1回わずか2名の参加であったが、学生からの依頼によって、教員採用試験受験のための小学校理科観察・実験受験対策講座も急きょ開催した。

研究組織
所属・職 氏名 専門分野
環境寺子屋室長・
教職大学院教授

○松本 一郎

理科教育方法学

環境寺子屋副室長・
自然環境教育講座教授
栢野 彰秀

理科教育方法学

環境寺子屋副室長・
自然環境教育講座講師
辻本 彰

理科教育内容学

環境寺子屋室員・
自然環境教育講座教授
大谷 修司

理科教育内容学

環境寺子屋室員・人間生活環境教育講座教授 高橋 哲也

家庭科教育内容学

環境寺子屋室員・
自然環境教育講座講師
塚田 真也

理科教育内容学

環境寺子屋室員・
人間生活環境教育講座准教授
鶴永 陽子

家庭科教育内容学

環境寺子屋室員・
自然環境教育講座教授
西山 桂

理科教育内容学

環境寺子屋室員・
教職大学院教授
橋爪 一治

技術科教育方法学

本プロジェクトにより期待される効果
(成果の公表方法を含む)

A)理科教育の専門家による講演会に参加し、聴講することで、教育学部学生の小学校における理科教育の原理と実際の一端の理解が期待される。小学校における理科授業の改善方策の具体が分かることが期待される。

B)教育学部学生が苦手とする理科から家庭科までを網羅した広領域かつ多数回の観察・実験を実体験することで、観察・実験に対する苦手意識の低減が期待される。日本全国の都道府県・政令指定都市における理科枠・理数枠の小学校教員採用試験への受験者増加が期待される。

C)正しい科学の方法を実体験し、辿っていくことで、教育学部学生の科学的素養の啓培が期待される。これによって、正しい科学的探究ができることが期待される。

D)小学校教員採用試験において、第1次試験合格数増加が期待される。

 
なお、上記以外の成果は、『環境寺子屋プロジェクト2016』に報告されている。

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