附属学校園におけるこれまでの研究の総括および情報発信と第3期中期計画にふさわしい研究のあり方についての検討

( 2015年度)

プロジェクトの名称

附属学校園におけるこれまでの研究の総括および情報発信と第3期中期計画にふさわしい研究のあり方についての検討

プロジェクトの概要
これまでの附属学校園の研究の成果を総括し,日本教育大学協会研究集会で成果発表を行う
今年度の附属学校園公開研究会の課題分析を行う
第3期中期計画にあるように,研究の強化と成果の発信を行う必要があるが,公開研究会等の魅力を増し,参加者が増えるような会のあり方を,研究テーマ,教員研修,附属学校教員の業務の効率化の側面から検討を行う
上記のために,他の学校の成果発表会,公開研究会に参加し,情報収集を行う
プロジェクトの
実施状況
 ①に関しては,日本教育大学協会研究集会で「島根大学教育学部附属学校園における教育研究推進のための学部との協働体制」というタイトルで研究発表を行った(平成27年度日本教育大学協会研究集会発表概要集,pp.108-109).この結果,日本教育大学協会研究年報への論文の掲載推薦を頂いた.これは,日本教育大学協会研究年報 第34集,pp.133-141に「島根大学教育学部附属学校園と学部の教育研究推進の協働体制」というタイトルで掲載された.
 ②および③に関しては,附属学校園公開研究会のアンケートの分析を行い,附属学校園合同職員会議等で共有した.これは次年度以降の公開研究会の改善につなげるため継続的に議論を行っていくが,次年度は,これまでの公開研究会の2日間開催から1日開催へ変更すること,教員免許状更新講習の併催などの改革を実施することとなった.
 ④に関しては,東京都多摩市立愛和小学校の研究会に参加して情報収集を行った.全体会の設け方など,参考になる部分が多々あった.
研究組織
所属・職 氏名 専門分野
数理基礎教育講座・准教授 ○御園 真史 数学教育学,教育工学
附属小学校・教諭 喜多川昭博 国語科教育
附属中学校・教諭 園山 裕之 理科教育
附属中学校・教諭(現職大学院生) 安野  洋 数学教育
附属幼稚園・教諭 内田  祐 幼児教育
本プロジェクトにより期待される効果
(成果の公表方法を含む)
 学会等での発表により,附属学校園の研究成果が全国的に波及されるほか,公開授業研究会での参会者数の増加が見込まれる.また,プロジェクトにより得られたデータは,今後,附属学校園として,外部予算を申請する際などの基礎データにもなりうる.