公開日 2023年05月26日
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※本件は,オプトロニクスオンラインに掲載されました。
教育学部・塚田真也准教授らの研究グループが,材料の原子の振動状態を調べることが出来る従来のラマン顕微鏡を発展させて,光の揺れる方向の情報を取り込むことができる「角度分解偏光ラマン顕微鏡」を開発しました。
これにより,超音波発生/検出素子として最も高性能な「リラクサー強誘電体」の+と-の電気の偏り,すなわち分極に関わる様々な情報を取得することに成功しました。
得られた知見は,リラクサー強誘電体のさらなる高性能化,ひいては超音波診断画像の画質改善といった基礎から応用に幅広く役立つと期待されます。
この研究成果は2023年5月19日(日本時間)に『Communications Physics』誌に掲載されました。