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平成30年度 第9回FD研修会を開催しました。

2019年3月11日

平成30年度 教育学部 第9回FD研修会を開催しました。

  

 日 時 : 平成3134日(水)16:3018:00

  場 所 : 教育学部棟5階 517多目的ホール

  内 容 : 「紀要特集号『新しい教科専門教育の可能性』から何が見えるか」

 講      上越教育大学大学 下里 俊行 先生

 出席人数: 23名

  

 このたび島根大学教育学部では、『島根大学教育学部紀要第52巻別冊』として、特集号「新しい教科専門教育の可能性」を刊行いたしました(http://ir.lib.shimane-u.ac.jp/45188)。今回の研修会では、この特集号を今後の授業改善・教育改善に結びつけていくために、上越教育大学大学院の下里俊行教授を講師にお招きし、「教科内容学の現状と課題」と題するご講演をお願いしました。

  研修会では、まず、「教員養成において、専門的な学術研究がいかに積極的に次世代形成に寄与するのか?」という問題意識のもと、「教科内容学についての研究がどのように展開されてきたのか」「教科内容学とはどのような学問なのか」「教科専門と教科教育との関係はいかにあるべきか」などについて講義していただきました。

 そして、日本教科内容学会プロジェクトが提唱しておられる教科内容の体系性の枠組をふまえて、下里先生のご専門である社会科を例に、「学術的な専門性の観点から教科内容をどのように構成していくか」「それらを学習指導要領の教科内容構成とどのように対応させていくか」「授業実践において、専門科学の成果である脱―主体化された知識を、誰にとっても汎用性のある知識として学習者が生きる現実世界に埋め戻すとはどういうことか」について講義していただくとともに、具体的な授業実践例を紹介していただきました。

 講義の後には、活発な質疑応答がなされました。質疑応答では、「学術的な視座は人類史における資産なのであり、それらの資産を教師を通して次世代に伝えていくことが大事である、教師はそのような資質をもつべきである」「専門諸科学の成果をメタ化し子どもの視点から相対化することを通して、子ども達にそれらの成果が人間にとってどのような意味があるかをきちんと説明できるようにしておく必要がある」ということなどを示唆していただきました。

  今回のFD研修会では、下里先生より紀要特集号へのコメントをいただくとともに、分野を越えた活発な意見交換を通して、教科に関する教員養成教育について課題認識を深め合う機会となりました。

 

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