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環境寺子屋によるロボットコンテスト(ロボコン)プロジェクト

( 2015年度)

プロジェクトの名称

環境寺子屋によるロボットコンテスト(ロボコン)プロジェクト 

プロジェクトの概要  本プロジェクトの期間は1年間とし,活動内容を①スキル向上期,②中学生指導期,③大会運営期の3つに分ける。
 まず,①スキル向上期では,大学教員が,ロボットづくりの基本から指導したり,外部から指導者を招聘し指導技術を高めていただいたりするなどして,ロボット製作に関する高い指導力を身につけさせる。
 次に,②中学生指導期では,学生が身につけたスキルを,生徒に教えすぎることなく,共感や励ましの中で,中学生の達成感が得られることを目的とした指導をさせる。
 最後に,③大会運営期では,学生が,現場の教師と一体になって,行事をやり遂げる経験をさせ,教職志向を高めるとともに,大学教員が審査員を積極的に引き受けるなどして,教員の地域貢献を果たす。以上①~③の活動について,製作環境整備や外部講師の招聘,学内大会の開催,現場の先生との交流などを行い,プロジェクトの質を高め,学生が満足感を持ってやり遂げ,自らの実践的指導力(教師力)向上を実感し,教職志向性が高められるように再構築を図る。
プロジェクトの
実施状況
①スキル向上について
  本プロジェクトに参加する学生を環境寺子屋の活動として募集したところ,10名が参加した。
これらの学生に対し,プロジェクト教員がロボット製作の技能について,定期的に指導する場を設け,指導に当たった。
さらに,9/7県ロボコン大会事務局(競技指導の第1人者でもある雲南市立木次中学校永瀬教諭)へ全員で出向き,競技のルールからみた実技指導の講習を受講した。
②中学生指導について 
  8/25島根大学教育学部附属中学校において,県中学生ロボットコンテストに参加する17名の生徒に対して,本学部の学生と中学生の対面式や説明会を実施した。その後,学生が定期的に昼休みや放課後の時間に出向き,実技指導を行った。学生は,長期(2~3ヶ月)に渡って直接中学生を指導する機会となり,教員としての資質能力を高めた。中学生は,学生との信頼関係のもと,アイデアを具現化することができた。
③大会運営について 
  11/15県中学生ロボットコンテストにおいて,大学教員は,審査委員長及び審査委員を行い,運営の支援を行い地域貢献の一翼を担った。学生は,補助員を行い,運営を支えた。学生にとっては,現場の教員と共同作業をすることを通して,学校現場に知り合いの教師ができるとともに,教師と一体となった事業を行い,達成感を得,教職志向性を高めることができた。
これらの各場面を通じて,学生は,指導者として子どもたちと触れ合いながら,子どもとの信頼関係を築くことに喜びを感じる経験をし,さらに,子どもたちの自信や能力を引き出すことができたことから,「教師になりたい」とする思いを更に強めることができた。
研究組織
所属・職 氏名 専門分野
環境寺子屋
環境寺子屋室員・
人間生活環境講座教授
○橋爪 一治 技術科教育方法学
環境寺子屋室員・
自然環境教育講座講師
塚田 真也 理科教育内容学
環境寺子屋室員・
人間生活環境講座教授
高橋 哲也 家庭科教育内容学
環境寺子屋室長・
初等教育開発講座教授
松本 一郎 理科教育方法学
本プロジェクトにより期待される効果
(成果の公表方法を含む)
本プロジェクトは,以下の具体的な効果を得た。
 これまで,自然科学の分野に直接触れる機会のなかった学生が,自らの手でロボットをつくりあげる体験を通して,科学技術や環境教育に関する知識・技能を実践的に習得させることができた。
 学生が,中学生との触れ合いや,教えることの喜びを味わう実体験,現場の教師と協力した行事運営等で,自己有用感を実感しつつ教職志向性が向上した。
 学生が主体となって中学生を指導することにより,教育的実践力が向上した。また,コミュニケーション力などの教師の資質向上の場となった。
学生自身の行動が,製作物という目に見える結果として表れることで,自分の行動に対する自覚と責任を高めることができた。
以上の点から,体験活動を通した自然科学に強い教員の養成を中心に据えた,質の高い教員育成プログラムが実現できた。
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