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「環境寺子屋」による理系小学校教員の増加プロジェクト

( 2015年度)

プロジェクトの名称

「環境寺子屋」による理系小学校教員の増加プロジェクト 

プロジェクトの概要  先年のミッションの再定義では、教育学部は第三期中期目標期間中に島根県における小学校教員の占有率35%を確保することを明記した。近年、島根県公立学校教員採用候補者選考試験では、小学校の区分に理数枠が新たに設けられ、理科・数学を得意とする小学校教員採用の意思が明確にされた。
 本来環境寺子屋は、理科好き教師の育成を基本的な理念として設立された。ついに、環境寺子屋の修了生が活躍できる場が島根県教育委員会によって与えられたといえる。これまで2度にわたる環境寺子屋の事業成果報告書では、環境寺子屋のプログラムにより理科好き、技術・家庭科好きの学生を増加させたことが報告されている。
 本プロジェクトでは、従来の環境寺子屋のように自然科学好きの学生を増加させるだけではない。理科、算数、家庭科を専門領域として小学校教員になりたいという学生を一人でも二人でも増加させ、理数枠や理科枠で教員採用試験を突破させるには、学生に対してどのような支援の方策があるのかを明らかにするところに特徴がある。
 このことがひいては、第三期中期目標に明記した島根県における小学校教員の占有率確保の画期的な解決策になることが期待されるため、本プロジェクトを実施した。
プロジェクトの
実施状況
 本プログラムでは、寺子屋の活動に参加する学生の理科好き・自然科学好き・科学技術好き・算数好きを高めるために次のA~Cのプロジェクトを展開した。
A) 理科教育の専門家(上越教育大学小林辰至教授)による講演会(4QSによる理科授業の改善)を開催した。28名参加。
B) 小学校のエネルギー(2回のべ15名参加)・粒子(2回のべ4名参加)・生命(7回のべ43名参加)・地球(8回のべ58名参加)・食物(1回のべ25名参加)・被服(1回のべ2名参加)領域の学習内容に直結する観察・実験を学生に実体験させた。
C) 観察・実験を通して、課題把握→観察・実験計画→観察・実験→結果→結論に至る科学的探究の過程を学生に実体験(3回のべ30名参加)させた。
研究組織
所属・職 氏名 専門分野
環境寺子屋室長・
初等教育開発講座教授
○松本 一郎 理科教育方法学
環境寺子屋副室長・
自然環境教育講座教授
栢野 彰秀 理科教育方法学
環境寺子屋副室長・
自然環境教育講座講師
辻本  彰 理科教育内容学
環境寺子屋室員・
自然環境教育講座教授
大谷 修司 理科教育内容学
環境寺子屋室員・
人間生活環境講座教授
高橋 哲也 家庭科教育内容学
環境寺子屋室員・
自然環境教育講座講師
塚田 真也 理科教育内容学
環境寺子屋室員・
人間生活環境講座准教授
鶴永 陽子 家庭科教育内容学
環境寺子屋室員・
自然環境教育講座教授
西山 桂 理科教育内容学
環境寺子屋室員・
人間生活環境講座教授
橋爪 一治 技術科教育方法学
本プロジェクトにより期待される効果
(成果の公表方法を含む)

A)

理科教育の専門家による講演会に参加し、聴講することで、教育学部学生の小学校における理科教育の原理と実際の一端の理解が期待される。小学校における理科授業の改善方策の具体が分かることが期待される。

B)

教育学部学生が苦手とする理科から家庭科までを網羅した広領域かつ多数回の観察・実験を実体験することで、観察・実験に対する苦手意識の低減が期待される。日本全国の都道府県・政令指定都市における理科枠・理数枠の小学校教員採用試験への受験者増加が期待される。

C)

正しい科学の方法を実体験し、辿っていくことで、教育学部学生の科学的素養の啓培が期待される。これによって、正しい科学的探究ができることが期待される。

 

 

 なお、上記以外の成果は、『環境寺子屋プロジェクト2015』に報告されている。
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