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島根大学・釜山教育大学校交流協定締結25周年記念事業――河潤秀総長記念講演会――

 島根大学と釜山教育大学校との交流協定締結25周年記念事業として、さる9月14日に、河潤秀釜山教育大総長、禹吉柱企画処長、金龍民教授のご一行が来学され、服部泰直学長への表敬訪問、交流協定締結25周年記念祝賀会、教育学部附属学校園の視察等のスケジュールを終えられ、17日に帰国されました。以下では、16日におこなわれた河潤秀総長の講演会「釜山教育大学校と島根大学との交流25周年を記念して」の概要を報告します
 河総長はまず、韓国でも大学に対する評価が厳しくなりつつある状況に触れられました。そのようななか、釜山教育大学校は制度的に100%の就職率を保証されている、つまり卒業生全員が小学校教員になれるメリットがあることを強調されました。それだけに、入学時の倍率も高く、全国から優秀な学生が集まってくる。しかし、よい教員になるには、学力以上に人格が重要であり、 儒教の文化、礼節も重視しているとのことでした。また、学生による教員の評価も具体的な効力をともなっており、低い点数がつづくと当該教員は研修を受けなくてはならないそうです。
 すでに「黒板の文化」はなくなり、スマートフォン、電子ブックの時代になっているという韓国の学校教育の現状についても触れられました。しかし河総長は、子どもをヴァーチャルな世界に誘うデジタル教科書には批判的で、そのピークは過ぎたとも言われました。むしろ、これからは子どもたちが直に協力し合って学ぶ「共同体授業」を重視すべきという、日本の学校教育にとって警鐘とも受けとれる指摘もありました。
 最後に、交流の歴史を回顧されながら、90年代に両大学でおこなわれた日韓相互理解教育プログラムのような共同研究を復活させたい、また、同じく協定を結んでいる福岡教育大学との交流が盛んな状況に鑑みて、島根大学とも同様に教員、学生ともに交流を活発化したいとの要望を表明されました。
  25年の歴史の重みを感じながら、総長が開示された視点や経験を今後の両校の連携協力にどう活かしていくのか考えさせられた1時間でした。
 付記:この講演会は、第6回FD研修会としても認定されています。

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河総長講演会
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祝賀会:有馬毅一郎先生祝辞 小川学部長より記念品贈呈
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