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第3回「教育学部アカデミックカフェ」を開催しました

 

 教員の研究・教育に対するさらなる意欲向上のため、教育学部では有志教員による研究発表会「アカデミックカフェ(略称Aカフェ)」を半年に1回程度実施している(1月と6月)。最近、実施している研究のトピックス的な内容をディスカッションを含めて1回30分程度発表していただくアットホームな発表会である。第3回目として、以下の講演会を実施した。

 

1.講演者   鶴永陽子 准教授(人間生活教育講座)
2.日 時   平成25年6月19日(水曜日)17:00~18:00 
3.場 所   島根大学教育学部 学部長室
4.演 題   「島根県内の未利用資源の有効活用による新商品の開発と産業振興」

 

 鶴永陽子准教授は、島根県内の渋柿、柿葉、栗の渋皮などの未利用資源に着目し、その有効活用による新しい高機能性の加工食品の研究を実施している。その一つとして、渋柿に含まれる渋み成分の柿タンニンの化学特異性を利用した高機能性の加工食品がある。従来、渋柿の場合は渋を抜いても渋が戻る(復渋)ため、加熱工程を伴う加工品への利用は少ないのが実状であった。また、渋柿を用いた場合には色の変化(褐変)、離水しやすいことなど、作業工程に伴う品質低下が生じやすいことも加工品が少ない理由であった。
 そこで、鶴永陽子准教授は、渋柿に含まれている渋味成分の可溶性タンニンとタンパク質の化学反応を食品加工に応用することにより、渋柿を用いた加工品開発を行っている。この技術の特徴は、加熱による復渋がなく、品質を向上させる大きな効果がある。現在、廃棄されている西条柿の規格外果実の有効利用につなげるべく、精力的に研究を行っている。さらには、その応用として教材化としての取り組みも実施している。
 実用的な興味深い最先端の食品研究であった。時間を超過しても質問が相次ぐなど、活発な発表会となった。

 

幹事: 高橋哲也、槇原茂、塚田真也

 

 

 
 
 鶴永陽子先生の講演風景
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