平成27年度　教育学部　第1回ＦＤ研修会を開催しました。
　日　時　：　平成27年5月27日（水）15：40～16：15
　場　所　：　教育学部棟5階多目的ホール
　題　目　：　学校教育実習の成果と課題
～2014年度学校教育実習Ⅲ･Ⅳ･Ⅴのアンケート結果から～
　出席人数：　52名
 
　今年度最初のFD研修会は、学校教育実習領域部会に長年関わり、本年度から附属学校主事をお務めいただいている深見俊崇准教授（初等教育開発講座）より、「学校教育実習の成果と課題」と題して、情報提供と問題提起をしていただきました。
　本学部の学校教育実習は「Ⅰ」から「Ⅵ」までの6期の機会を設け、4年間を継続して実施するという特色がありますが、今回はそれぞれの期の意義と内容について概括した後、「Ⅲ」から「Ⅴ」期の実習生に対して行ったアンケートをもとに、その成果と課題が紹介されました。そのなかで、小･中学校という体験学校種の違いによる傾向から、小学校においては教科の専門性に関する視点を踏まえた実践に関して、中学校においては発達課題上生じる生徒との関係構築に関して考慮していく必要があることが示されました。
　フロアからも多くの質問が出され、附属学校教員の長時間勤務の改善も念頭におきながら、教育実習に何をめざすのかというゴールの設定や、学部での指導と教育実習との連動等、学部教育における教育実習デザインについても考える意見交換の場になりました。