島根大学未来教師塾では，今年新たに加わった師範，師範代の先生方にリレー講演をお願いしています。
　 8月18日（木）には京谷雄輔師範代（教育学部附属教育支援センター准教授）に「出会いが育む教師力」という演題でお話しをしていただきました。「京谷師範代物語」とも言える，幼少の頃から現在までの経験をもとにした講演は，沢山の児童，保護者，地域の方々，そして同僚の先生方との運命とも言える出会いを振り返りながら，そこで得た人間関係が今の教師としての自分を形成しているといった講演の内容でした。大学時代に経験した阪神淡路大震災のこと，教師を目指して講師を続ける中で助けられた保護者や同僚，教員生活の中でであった子どもたちのこと，そして大人になってからの再会。どれもが京谷師範代の教職の糧になっているという話は，「無駄なことは何もない」「悩むことや立ち止まって考えることも重要」「一生懸命向き合うことの大切さ」といったことを学生に伝えてくださるものでした。

（文責：未来教師塾長　川路）