第1回だんだん塾講演会

実施日:
平成22年7月14日
場所:
島根大学第一体育館
参加者:
42名(1~4年生)
講師: 木村 真介 氏(島根県教育庁社会教育課社会教育主事)
講義の
視点:
1.集団遊びに必要な3つの要素
①みんなでできる・・遊びの財を選ぶ(対象に合わせて、環境に合わせて、時間に合わせて)
②楽しくできる・・・進め方を工夫する(プログラムの構成、説明の仕方、言葉のかけ方)
③一緒にできる・・・関係作りを工夫する(協力する仕掛け、競い合いの仕掛け)
2.支援者(指導者)に必要な3つのスキル
①遊びの知識・・いろいろな種類の財と進め方を知っている
②話し方・・・・きちんと伝えることができる話し方(声の大きさ、スピード、リズム)
③表 情・・・・笑顔、明るさ、優しさ
3.アイスブレイクの活動に必要な3つの視点
①体を動かす・・・・誰にでもできる、簡単で、わかりやすい動き
②声を出す・・・・・自然出でる声、最初は小さく、だんだん大きく
③笑う(笑顔になる)・・うまくできなかったり、失敗したりしても笑顔になる仕掛け

木村先生は、これらのことを座学ではなく、実際のアクティビティを体験させる中で、学生に説明されました。学生は、積極的にアクティビティに参加し、その中で、上記のことを感じ取っていました。さらに、1年生から4年生までの参加者が、教育実習や基礎体験、また教職現場などそれぞれの立場で活かすことのできるスキルを学ぶ事ができました。

―学生の感想-

・今まで子どもたちや大学生向けにレクリエーションを行った経験はありますが、盛り上げ方や構成の仕方、コツなどをずっと学びたいと思っていたので、今回の講演会はとても勉強になり、また何よりも自分が楽しむことができました。

・自分自身が指導者側に立つことを前提に、何をすればよいのか、どうすればよいのかなど具体的なことを知る事ができてとてもためになった。また、参加する側には気づかない気配りや工夫がたくさんあることを知った。

・今までの活動で、レクやアイスブレイクをする機会は何回かあったが、講演会を聞いて、その時のレクがその場の雰囲気、相手、自分と子どもの関係性に本当にふさわしかったのか改めて考え直すきっかけとなった。さまざまなことを考えてレクを選ぶことは、奥が深いと感じた。

・私は人前に立つととても緊張してしまいます。今回の講演会で、「笑顔で自分を見てくれる人=味方」を見つけることが大切と教わったので、実践してみようと思ったし、心強く思いました。