第1回だんだん塾講演会

企画力UPセミナー~子どもを対象にした企画・立案のポイント~

実施日:
平成23年7月13日 20日 12:45~14:15
場所:
学校教育体験演習室(487)
参加者:
教育学部学生15名
講師: 日野 伸哉 氏(島根大学生涯学習教育研究センター准教授)

※概要

第1回
《ワークショップ》‥‥ミニレクチャーを入れながら
・さまざまなアクティビティから、次のことを体験的に学ぶ。
① 「心の壁を下げる」‥‥‥‥‥‥フラフープ・実態把握・7の倍数
② 「自由で・笑える・失敗が許される雰囲気」‥実態把握・7の倍数
③ 「そんなに遠くない目標」‥‥‥‥‥‥‥‥‥7の倍数
④ 「答えはひとつ?」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥クイズ
⑤ 「枠からはみ出せ」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥クイズ
⑥ 「1人より2人」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ストレッチ
⑦ 「メンバーシップ」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥なぞの宝島
《レクチャーの内容》
企画立案のポイントとして
① 「目的」と「手段」+「流れ」
② 「学校教育」と「社会教育」の違い
③ 「場の雰囲気づくり」「イベント・企画の名称」
④ 「踏襲」から「創造」へ

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第2回
《カードワーク》
  「小学校の頃やって心に残っている遊びや体験」をテーマに、カードに記入し、ランキング形式で「小学生を対象としたイベントでしたいこと」を話し合いう活動。
《企画書づくり》
  場面設定をし、グループでイベントの企画書を作り、そのプレゼンテーションを行う活動。
  学生が思考・判断・議論・決定する内容
① 時間「午後のどの時間を使うか」
② 場所「サン・レイクの施設、または、その周辺をどう使うか」
③ イベントのねらい「目的」
④ イベントの名称「子どもにとって魅力あるものに」
⑤ イベントの活動内容「時間の流れ・活動の流れ・場と雰囲気づくり・準備物etc

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 2週間にわたってのだんだん塾は、今回が初めてでした。日野先生は、第1回の学生の様子、学び等を参考に第2回の企画をされ、参加した学生にとってより学びの大きい活動となりました。学生にとってイベントの企画を立てる時間は、40分間という短い時間でしたが、2回を通して学んだ企画のポイントや日野先生が配布されたプリント等を参考にしながら各グループ楽しい企画を立てることができました。
基礎体験活動をはじめとして今後企画をするような機会が増えてきます。その際に、今回の学びを活かしてほしいと思います。

  

―学生の感想-
 私はこの講演会で、教わったことがたくさんあります。その中でも一番印象に残っている言葉は、「心の壁をさげる」という言葉です。私は人と話す時、どこかで自分自身に壁を作ってしまい、「自分を出す」ということが苦手でした。しかし、自分の中に壁を作ってしまうと相手の心の中にも壁を作ってしまうことに気づきました。私は今後、子どもたちと接するときに自分の壁だけでなく、子ども達が持つ心の壁を少しずつ取り除いていきたい。そうすることによって、共に心から楽しめるような活動を展開していけるよう企画力やコミュニケーション能力にさらに磨きをかけていきたいと思います。
 学校教育と少し違う社会教育の立場から、自分の考えがどれだけ偏っていたかを実感しました。学校教育と社会教育は方法は違えど、同じ教育です。教育学部生として学ぶ学校教育と一社会人として学ぶ社会教育のいいところを織り交ぜつつ、自分なりの教育を考えていきたいと思った活動でした。
 この体験は、実際にアクティビティをしながら、その時々でポイントを説明してもらうという活動だったので、とても分かりやすく、学んでいて楽しかったです。グループでの企画書づくり等を通して、メンバーシップも学ぶことができました。今回で得た知識をこれからの基礎体験活動に活かし、今回あまりすることができなかった自分の意見を積極的に述べることやリーダーシップをとるということなどを磨いていきたいと思いました。