実習セメスター説明会

 

実施日:
平成25年6月21日(金) 16:15~17:45
会場:

35番教室

参加者:
教育学部 3年次生

本学部では独自のカリキュラムである1000 時間体験学修に関連して,3 年生後期の教育実習期間(9 月~12 月)を実習セメスターとし,地域の学校における

平日の体験活動に積極的に取り組む期間と位置づけ,教育体験活動を行っています。

そこで,そのカリキュラムの履修の仕方,過去の実績や成果等の説明を行い,本年度の実習セメスターへの取り組みを開始しました。

   (1)センター長挨拶
 大谷センター長から,「気温差も大きくこれからも体調管理に気を付けて,学生生活をおくってほしい。学校教育実習Ⅳが9月~10月に附属学校で行われる。そこでは,指導案作成,教材研究と授業実践が主たる内容であるが,実習セメスターでは附属学校以外の小中学校を中心に,児童生徒への学習支援,運動会の練習や準備の支援,休憩時間の子どもたちの触れ合い,指導教員との教材・教具づくりの補助など様々な活動をすることができる。附属学校の経験に加え,附属学校以外の学校で多くの子どもや先生方と触れ合うことで,自分の視野も広がり人間的に成長することができる。実習セメスターでの出会いを大切に育んでいってほしい。」
と,本活動における意義についてお話がありました。

(2)実習セメスターの履修と学修計画
教務学生支援委員会より,実習セメスター独自の履修の仕方について説明がありました。この期間は1年次・2年次の定期開講科目は受講することができないこと,一方で,教育実践力を培う学校教育実習ならびに学校教育体験活動の学校教育の現場での実践を計画的に行うことで,さらなる学びを得られること,その手続きについては,相手先との連絡の関係上,早めに段階的に取り組まなければならないことなど説明がありました。
 

  

 

 (3)受入学校側からのお話

 松江市立中央小学校の長 和博(おさ かずひろ)校長先生にお越しいただき,例年,実習セメスターを受け入れていただいている学校側の立場からお話をしていただきました。
  学校教育現場について,特に中央小学校においての学校教育目標やそれを具現化する教育活動の取組などを紹介していただきました。そして,実習セメスターにおける学生に対して期待する具体的な活動の紹介や過去の実例,そこで得られる学びや臨むにあたっての心構えなど,映像を使って分かりやすくお話ししていただきました。
  学生は,自分が将来臨むであろう学校教育現場での具体的なお話を聞くことで,活動の見通しをもつことができました。

 

 

 

(4)実習セメスターの実績と成果

  藤田副センター長から,これまでの実習セメスターの活動の実績や活動にあたっての留意点,これまでの成果について説明がありました。
主な活動内容を校種に応じて幅広く例を挙げて紹介し,過去7年間の活動募集数や学生の参加状況の推移についても示しました。学生の学びや受入学校側からの評価・要望などについても報告があり,これらを踏まえて積極的に取り組んでほしいと話されました。
また,昨年度経験者の4年次生である富田真樹子さんより,学校教育体験活動を行うことで,ご自身の体験について話をしていただきました。
学校教育体験活動に臨む動機や,子どもとのかかわりのあり方,業務についての責任を果たすこと,担任の先生をはじめ多くの先生方や職員の方とコミュニケーションを取ることのよさなど,試行錯誤しながらも実践していく中で,多くのことを学ぶ充実した機会であったと報告していただきました。

 

 

 
この後は,具体的な登録の仕方などについて説明がありました。実習セメスターにおける活動は,大学から授業として与えられるものではなく,これまでの学習を生かして,自ら社会に出かけ,積極的に取り組まなければ何も得られません。自分の将来を見据え,自分なりの学びを得るためにも,しっかり計画を立て,本物の体験を通じて学んでほしいと願っています。

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