第3回だんだん塾講演会

「子ども一人ひとりを生かした学習指導と学級経営」
講師  佐貫 良子先生

ねらい これまで長年にわたり、小学校の教員として活躍された講師の先生の実践を聞くことで、学校教育への理解や教職に対しての志向をいっそう高めることができる場とする。
担任として子ども一人ひとりを大切にしながら、どの子どもにも分かる授業づくりやお互いが認め合う学級経営を具体的実践を通して学ぶ場とする。
実施日 平成19年6月27日(水)午後4時15分~午後5時45分
場 所 教育学部42番教室
参加者 4年生・大学院生 計30名

小学校の教師として34年間の長きにわたって勤めてこられました経験をもとに、教師として大切にしてきたことや先生自身の生き方を交えながらお話をしていただきました。授業で使われた資料や学級便り、保護者からもらった手紙などたくさんの資料や具体的な例を挙げながら学級経営のこと、児童理解のこと、保護者との信頼関係のこと、職場での人間関係作りのことなど様々な視点から教師をめざす学生に教師という仕事のやりがいやすばらしさを教えていただきました。
学生たちは、穏やかで優しい雰囲気の中にも一つ一つの話に説得力がある佐貫先生の話に引き込まれ、聴き入っていました。講演の中で、担任をしていたころに子どもたちと一緒に歌った歌をみんなで歌うなど、講演会場が一つの学級のようでした。 また、学生にとっては先生の講演を聴いて「先生になりたい」、「絶対に教師になってやる」と決意を新たにし、採用試験に向けての元気をもらうことができました。感動的なすばらしい講演会でした。


佐貫先生の話を熱心に聴く学生
☆学生の感想
「ありがとう」「おかげさま」という感謝の気持ちがあるからこそ見えてくるものがたくさんあるのだと思いました。試験まで1ヶ月を切ってしまって私は自信をなくしていました。佐貫先生のお話を聞いて、教師はたくさんの子どもの保護者との出会いがあり夢がいっぱいだと思いました。絶対に教師になろうと思いました。
 
☆学生の感想

『目に見えないものを大切にしてほしい』
「心」「ことば」といった目に見えないことがどれほど大切なことなのかと言うことを感じました。それは、佐貫先生の声、話し方、お話の内容の温かさに表れていて、先生のお話を聞きながらとても幸せな気持ちになり、「こういう温かさを人に与えられる教師になりたい」と思いました。
 


みんなが「できたよ、わかったよ」と言える授業に!

☆学生の感想
今日のお話は、実際に先生が関わってきた子ども達の例を多く挙げていただいて、先生が本気で関わってこられたこと、それに応えて成長する子どもの姿が目に見えるようでありとても感動しました。特に、保健室登校だった子どもが、6年生で卒業する前にみんなに感謝のことを伝えたことは、先生の指導のすばらしさや子どもの温かく優しい気持ちを感じました。
 
☆学生の感想

『自分にとって全てが学ぶ対象です』

今日はとてもすばらしいお話をしていただきありがとうございました。今回のお話で「ことば」というもののすばらしさを感じました。人が話す内容、歌、本など全ての言葉にはメッセージが込められており、人間を成長させてくれるものだと思いました。うまく言葉にして話をするのは私には難しいのですが、歌を歌いながら今日の話やこれからのことを考えているとあついものがこみ上げてきて涙が出そうでした。

講演内容の概要

(1)教職の仕事を終えて思うこと
(2)現在の学校現場の実情
(3)教師として大切にしてきたこと

学級経営・・・心を育てること 児童理解・相互理解 どの子も平等 保護者との信頼関係特別支援に関わる子どもを核にした学級作り
学習指導
環境作り
自分を磨くということ
仲間と共に、楽しい職場