第2回だんだん塾講演会

地域・保護者が期待する教師像とは
~学社融合によってどのような効果があるか~
講師 雲南市立西小学校長  神門三郎先生
 

ねらい

4年生を対象に、現場の学校長からの学校の現状についての講話を聴く機会を設け、学校教育への理解や教職に対しての志向をいっそう高めることができる場とする。
教師が地域や保護者からどのように期待されているのか、ふるさと教育の中で学校が果たすべき役割はどういうことか、学社融合によって学校・地域はどのような効果が得られるのかなどについて、講師の学校現場や生涯学習・社会教育分野での豊富な体験を通して培った具体的実践を知る場とする。
実施日 平成19年6月13日(水)午後4時15分~午後5時45分
場 所 教育学部第三会議室
参加者 4年生・大学院生 計27名

子どもたちや学校を取り巻く現状を具体的な例を挙げながら説明されたり、これまで出会った様々な方から受けた影響について話をしていただいたりしました。また、教員採用試験を目前に控えた学生にとって、校長としてふだんから心がけていること、先生方に求めていることを聞くことで「なぜ教師になりたいのか」「どんな教師になりたいのか」を改めて考える場となりました。


「これだけは誰にも負けない」
というものをもとう
☆学生の感想
・学校が家庭や地域を動かしていくことは大変なことだと思います。まずは、学校がある地域についてよく知ることが第一歩だと学びました。また、目と目を合わせてのコミュニケーションも大切にしたいです。電話、メールといった便利さに頼ることなく、子ども、先生、保護者、地域の人と会って会話することを心がけていきたいと感じました。
 
☆学生の感想

講師の先生の話に真剣に
メモを取る参加した学生
・地域と学校の連携が必要だと言うことは分かっているけれど、具体的に何を心がけたらいいのかと言うことが整理できない状態でした。そのような時に「フットワーク・チームワーク・ネットワーク」という3Wを聞き、「なるほど、これなら私もできる!」と思うことができました。チームワークやネットワークというものは年を重ねるごとに拡がっていくものです。しかし、フットワークは若い私だからこそできるのではないかと思います。足を運び、体を動かし、子どもとのふれあいをたくさんもてる教師を目指していきたいです。


「どんな教師になりたいですか」

☆学生の感想
・自分の意見をもつことの大切さを学んだ。子どもとのふれあいや保護者の対応でも私自身の意見が求められていると思う。その「私自身の意見」を出すには、いっぱい経験を積んだり、いろいろな人と関わりを持ったりすることが重要になってくる。私の地元も小規模の学校が多い。しかし、小規模だからこそできる学校づくりや地域との関わりを築き上げていきたい。私の理想の教師像は包容力のある教師だ。いろいろな子どもがいる中で多くの個性や考え方を受け入れて子どもも私も成長していきたいと思う。
☆学生の感想
・まず印象に残っていることが、保育園にいる子どもの描く絵が白眼であるということだ。その子どもは見つめられているということを感じることができていないのかと思うと悲しかった。これから教師になり、もしかしたら母親になったときに、子どもたちを真剣に見つめ、見守っていきたいと思った。小さなことかもしれないが、小さなことから始めていこうと思った。