第1回だんだん塾講演会

教育現場の校長が求める教師像とは
~現在の教育改革や教育における諸問題に対して~
講師 境港市立余子小学校長  渡邉憲二先生

ねらい 4年生を対象に、現場の学校長からの学校の現状についての講話を聴く機会を設け、
学校教育への理解や教職に対しての志向をいっそう高めることができる場とする。
実施日 平成19年5月29日(火)16時15分~18時
場 所 教育学部第三会議室
参加者 4年生24名

今年度教員採用試験を受験する学生を対象に行ったアンケートにおいて、現場の先生方に聴いてみたい最上位の項目であった保護者対応の話を中心に、生徒理解、教師の仕事の現状、職業としての教師の魅力などについての講話をしていただきました。豊かな実践と理論に基づいた話の中に校長先生自身の失敗談が織り込まれた内容は、4年生にとってまさにタイムリーな内容でした。


「保護者の願いは何だろう」
☆学生の感想①
・教員の立場に立つとこれまで感じていた地域保護者からの視点が見えにくくなることを実感しました。
・「褒めるための家庭訪問」は初めて聞き、大変驚きました。
・自分は本当に様々な保護者の立場に立って対応していかねばならないのだと改めて思いました。
・子どもに対する先手必勝はもちろん、教師としても先手必勝の気持ちを忘れないようにしようと思います。
☆学生の感想②

「隣の人と相談しながら考えてみよう」
・特に地域(保護者)が学校に求めているということが分からず悩んでいたのですが、楽しさと勉強が出来るようになって欲しいという思いであることを知り、学校の根本はそこなのだと気づくことができました。発想を変えることで、保護者のイメージが変わりました。
・子ども達に「意欲」をもたせることであり、もっと言うと保護者の方々に対しても広い意味でいえば「意欲」を持ってもらうことが大切であると思いました。


「教師は、やり甲斐がある職業だ」

☆学生の感想③
・人の目を見てきちんと話す態度や、ひきつける話題性の豊富さがすばらしかったです。私は幼いころから小学校の先生になりたいという気持ちがあり、今日の話を聞いて、ますますなりたいと、わくわくしてきました。
・今日の校長先生のお話で、大変だけれどそれ以上にやりがいがあるのだということを聞いて、やはり「教師になりたい」という気持ちが強くなりました。「努力はセンスに勝つ」ということを頭において努力していきたいです。
・私は話術や指導力もなく、他の人と比べてしまい自信がなくなっていました。しかし、今日の話を聴いて努力することをあきらめないことの大切さを学びました。人の何倍も努力して夢をかなえたいです。
・機会があれば、ほめ方とトラブル対応について、もっと具体的にお聞きしたいと思っています。