公開日 2026年06月24日
令和8年度 第28回 教育学部・教育学研究科アカデミックカフェを開催しました
発表者: 高屋浩介先生
日 時: 令和8年6月17日(水)16:00~17:00
方 法: 対面
場 所: 教育学部棟 517多目的室
題 目: 生物多様性保全と保全生態学
今回は,生態学・保全生態学がご専門の高屋浩介先生にお話しいただきました。
はじめに,これまでのご経歴についてご紹介があり,幼少期から生物に強い関心を持たれ,北海道での大学時代にはアライグマをはじめとする様々な生物調査に取り組まれてきたことや,高校でのご勤務時代には生徒とともに地域のカメを調査し,重要な知見を得るとともに生物の面白さを伝える活動を続けてこられたことが紹介されました。
続いて,私たちの生活を支える自然資本と生態系サービスについてご説明いただきました。ミツバチがいなくなった場合に食卓がどのように変化するかといった具体例を通して,生物の消失が自然環境だけでなく人間社会にも大きな影響を及ぼすことを学び,生物が果たす役割の重要性への理解が深まりました。
さらに,これまでの研究として,AIを用いたオオサンショウウオの個体識別に関する研究や,Wikipediaなどのオープンデータを活用し,鳥への関心が季節によって変化すること,また人との物理的距離・文化的距離がその関心に関係していることを明らかにした研究についてご紹介いただきました。
最後に,今後の研究として,島根県内に設置されたカメラトラップを用いた野生動物の行動解析に関する研究など,地域に根ざした取り組みについてご説明いただきました。
本講演を通して,生物多様性保全の重要性について,具体例をもとに分かりやすく理解を深めることができました。

