公開日 2024年03月25日
令和5年度 教育学部 第13回FD研修会報告
日 時 : 令和6年3月19日(火)13:30‐14:00
場 所 : 教授会会場(517多目的ホール)
内 容 : 「アンガーマネジメントの技術―アカデミックハラスメント防止のために―」
講 師 : 金山富美先生(ハラスメント防止・対策担当 副学長)
参加人数: 60名
本年度第13回FD研修会では、ハラスメント防止・対策担当副学長金山富美先生を講師とし、アカデミックハラスメント防止のためのアンガーマネジメントの技術について研修を行いました。まず、アンガーマネジメントとは、怒る必要があることは上手に怒り、怒る必要のないことは怒らないようになるためのトレーニングであることを学びました。
さらに、問題となる怒りの特徴には ⓵強度 ⓶持続性 ⓷頻度 ⓸攻撃性の4つがあり、自分の怒りの癖は何かを知ることが重要であること。怒りの原因は自分の捉え方・考え方にあり、自分の持つこうあるべき(コア・ビリーフ)という考え方、捉え方が相手によって裏切られることで怒りが生まれるのだという説明がありました。
学生との関わりで「怒り」の感情が生まれた場合、その内容を記録したアンガーログを作成すると自分を客観視することや気持ちを整理することができ、ケーススタディにも役立つこと、自分の言動、結果に至るまでの、1)衝動のコントロール 2)思考のコントロール 3)行動のコントロールによって、アンガーマネジメントできることなどを学びました。
学生との関わりにおいて大学におけるアンガーマネジメントはアカデミックハラスメント防止の面からもますます重要な課題となっています。そのようなアンガーマネジメントの技術を学ぶことができ、有意義な研修となりました。