令和4年度 第5回FD研修会を開催しました

公開日 2022年08月09日

令和4年度 教育学部 第5回FD研修会報告

 

日 時 : 令和4年8月4日(水)13:00~15:40

実施形態: Zoomによるオンライン開催

内 容 : 教職大学院「現代的課題に対応した授業デザイン論」成果発表会

出席人数: 発表者5名,参観者22名,合計27名。

多くの学部の教員(学部からは11名の教員)に参観していただくことができました。

 

 教職大学院の授業科目「現代的課題に対応した授業デザイン論」では,受講者が学術研究の成果をふまえた新しい授業をデザインする学修に取り組んできました。今年度も,その学修の成果を発表する授業成果交流会(オンライン)を開催しました。

 参加者は,発表者の院生5名,参観者22名の合計27名でした。多くの学部の教員に参観していただくことができました。

 技術科を選択した受講者からは,予習・復習に活用できる映像教材とその作成上の工夫が提案されました。質疑応答では,映像教材を使った反転学習への展開や,教員の異動後も利用できる教材の蓄積や活用体制についても議論が広がっていきました。また,理科を選択した受講者からは,斜面上の物体の運動を計測する力学台車として,タブレットに接続して瞬時にデータを可視化できる「スマートカート」を活用した授業が提案されました。「スマートカート」の活用により,仮説の設定,実験,結果の分析という一連の活動を繰り返し行いやすくなり,より探究的な授業デザインにつながる可能性が示されました。GIGAスクール構想などを背景に,ICTの活用を模索する発表が見られたことが今回の発表会の特徴の一つでした。この他にも,国語科,音楽科,美術科における授業デザインの発表が行われました。

 発表会の中で(さらには終了後),オンラインでの共同編集機能を用いて参加者間での双方向の意見交換を行いました。教科の異なる参加者からのコメントもあり,教科横断の気づきにもつながる幅広い観点から学びを深めることができました。