≪ 新入生のふりかえり ≫ 全項目において,肯定的回答5,否定的回答1とした5段階評価で集計し,その割合を円グラフに表しました。

○初めは,あまり乗り気ではなかったこの研修も2日間を過ごしてみてすごく実りのある研修になった。前から僕は「1000時間体験学修」を「1000時間ボランティア」と呼んでいた。そのため,「誰かのために何かを1000時間分してあげる」という意識が強かった。しかしこの研修を通して,ぼくの中の意識は,「自分に必要なものを得るために自分から進んで行う」に変わった。特に良かったのは,学生スタッフさんの挫折話を聞けたことだ。いつも良い事ばかりではなく,時には辛いこともある。それを含めて1000時間体験学修であり自分を成長させるための経験ができるものという意識になった。2日間でぼんやりとしていた大学生活が,少し明確な目標をもった大学生活になった。ここから進んで色々な体験をしていきたい。
○先輩方のユーモア溢れる劇や,先生方の講義を通じ,それまでぼんやりとしていた1000時間体験というものをしっかりと理解することができた。「卒業したいから」でなく「卒業した後に活かしたいから」という意識をもつことができた。まだ実践していないので不安もあるが,学生スタッフの方からの貴重なアドバイスも参考に積極的に取り組みたい。
○私は,このセミナーを通して,島根大学の学生になったという自覚,そして教育学部に入り先生を目指すことができる嬉しさを感じた。2年生の学生スタッフさんの話を聞いて最初から人前で自分を出すことや自分の思いを表現できた訳ではなくて,悔しくてもどかしくて涙を流したこともあったのだということを知った。1年間という時間は,こんなにも人を成長させることができるのかと驚きを隠せなかった。何度も何度も丁寧に説明を受けた1000時間体験を理解し始めた時,先輩方の姿を見て,なるほど,何故先生・先輩方が胸を張ってこのカリキュラムが素晴らしいと言うのか,自分から取り組めば取り組むほど価値のあるものになるのかということが分かった。先生という夢を叶える過程で,私もこの島根大学の教育学部のカリキュラムでいろんな体験をし,自分に自信をつけていきたいと思った。
○新たに始まった大学生活は,自分が思っていた以上に大変なスタートで,自分は本当に不安と戸惑いでいっぱいだった。大学での新たな学習に人間関係,数え切れないほど本当にたくさんあった。そんなドタバタしたまま向かえた今回のセミナー。正直「最初の週末くらい休ませてくれよ・・・」と思っていた。でも2日間終えた自分の中には,参加できてよかったと思う充実感しかない。それは,班の仲間と先輩のおかげだ。人に支えられていることを実感したと共に,今後の大学生活の人間関係にも少し余裕がもてる気がする。また,1000時間もこれまでの講義のような説明ばかりで「取り敢えずやるもの」としか捉えることしかできなかったものから,先輩たちの熱心な説明と経験談を聞いて,すごく魅力あるカリキュラムだということが伝わった。この2日間は大学生としての基礎が築けたと思う。ここから4年間で人として大きくなりたいと思う。
≪ 学生スタッフのふりかえり ≫ ○これまで様々な活動をしてきたが,自分がリーダーになって参加する活動は初めてだった。会議をする時,何を準備するか,見通しを持った話し合いができるかなど,これまでの体験活動で学んできたので,話し合いは最後までうまく進めることができたと思う。特に難しく感じたのは,他の学生スタッフへのサポートである。統括リーダーであるが陰で支える役なので,決して前にはでない。しかし,本番までの準備で少し控えめすぎたため,途中で全員が把握できているのか,気持ちはどうなのか分からなくなった。リーダーとしてのサポートのあり方を今後の課題として取り組んでいきたい。
○全体を通して,1年生にとっても私たち学生スタッフにとっても有意義な活動であった。自分の経験を活かし,伝えたい事を1年生に十分伝えることができたと思う。何も体験していない1年生のモチベーションを上げるのは難しかった。出会って間もない1年生同士のつながりを強める事は重要であり,困難でもあった。1年生の間で他愛もない会話や,自然な笑顔が見られたことがとても嬉しく,やって良かったと心から思った。
○学生スタッフとして活動した。僕は,今までとにかく関わればいい。とにかく考えて動けば上手くいくのだと思って活動し続けていた。しかし,今回の活動で「全力で見守る」という新たな視点を手に入れた。関わりすぎてもいけないのだと思った。一歩引いて班のメンバーを見ていると,「全力で関わる」時には気付かなかったことに多く気付けた。
○初めて学生スタッフとして活動したが,1年生に教育学部のことをよく知って,仲間意識を持ってもらうためにレクの企画をしたり,1年生のサポートをしたりすることができた。また,他のスタッフと一緒に企画運営をしていくことを通して,改めて1000時間体験学修の意義について深く考え,刺激をうけた。今回の活動で,まだまだ自分に足りないものを再認識することができたので,今後の活動ではそれを克服していけるようにしたい。
○ディスカッション班の学生スタッフは,全く関わったことが無い人ばかりで,最初は不安でいっぱいだった。しかし準備会を重ねるごとにみんなでうまく話し合うことができるようになった。2年生が自分の体験を話すことになった時は,私の今までの経験を活かし,話の内容,表現の方法についてしっかりアドバイスできた。当日は,担当したグループの1年生が研修を終えるたびにより仲良くなる様子が見られ嬉しかった。1000時間体験についても1年生と話す中で理解してくれたことが分かったので良かった。
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