充実期セミナー
実施日:
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平成24年9月26日(水) 13:00~15:00 |
会場:
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全 体:35番教室 グループ:23・35番教室,模擬授業演習室,学校教育体験演習室1・2, |
参加者:
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教育学部 2年生 |
ねらい: 今までの基礎体験活動の取り組みを振り返り,自己分析をするとともに他者と比較しながら各自の成果と課題を明らかにしました。 また体験活動時間数別にグルーピングを行い,今後の基礎体験活動へ心構えなどについて話し合いを行い,活動への意欲化を図ることができました。 |
1 全体指導
まず,各自が個人の活動時間集計票をもとに,これまでの体験活動時間数の確認を行いました。その後,教育支援センター専任教員から, 基礎体験活動の実施状況の説明やこれからの基礎体験活動の意義についての話を聞きました。
《1000時間体験学修の状況》
基礎体験 |
学校教育 体験 |
臨床・カウン セリング体験 |
合 計 | |||
選択 | 必修 | |||||
最終修得時間数 | 510 | 400 | 110 | 340 | 150 | 1000 |
平 均 | 276.7 | 233.8 | 42.9 | 39.5 | 0 | 316.2 |
※ 1年生必修…入門期セミナーⅠ,Ⅱ (9月4日現在)
2 グループ別協議
グループ別協議では,基礎体験活動の体験時間数がほぼ同じ学生でグループ分けし,それぞれの実態に応じたねらいを設定しました。主なねらいは次の通りです。
・自分のこれまでの基礎体験活動の在り方について振り返るとともに,成果と課題を明らかにする。
・友だちの活動の情報を入手して,今後の活動参加への意欲づけを行う。
・KYT(危険予知トレーニング)を通して,安全管理等を視点にして活動での支援の在り方を考える。
・自分と異なる価値観をもつ他者を認め,メンバーとの合意形成(コンセンサス)につながるグループ討議の仕方を学ぶ。
また,4年生10名がアドバイザーとしてグループに入り,自分が今までに体験した活動での学びについて2年生に話をしたり,基礎体験活動での2年生の悩みや質問にも答えたりしまし
た。2年生は,先輩である4年生の話に真剣に耳を傾け,今後,自分が基礎体験活動を行う上で大いに参考になったようでした。
3 学生の感想
体験活動を通して有意義だったこと
・福祉会主催の運動会に参加をした。障がいがある方とスポーツをする時の工夫の仕方や注意点などたくさんの学びがあった。「将来こんなふうにスポーツを提供できれば」と改めて将来について考えられる機会となった。【健康・スポーツ教育専攻】
・「島根わさび計画」に参加をしたが,自分や話をする先輩たちの影響で,自分に自信が持てない高校生,何をしていいかわからない高校生たちが目の色を変えていく様子は本当にうれしかった。【初等教育開発専攻】
・入門期セミナーⅠの学生スタッフとして参加をした。今まで企画運営や大学生・高校生のサポートという体験はあまりしたことがなかったので,自分の力がついてとてもやりがいがあった。また,他学年の先輩たちとの関わりの中で,企画を立てる方法などを学ぶところが多く,次に活かせる体験となった。【人間生活環境教育専攻】
充実期セミナーで学んだこと
・いろいろな体験をしている人と話すことで,それぞれの考え方や悩みなどを共有することができた。そして自分の基礎体験活動を振り返ることで今後の課題を見つけることができた。また,4年生の話を聞き勉強になったし,自分も2年半後,後輩にアドバイスができる人になれるように基礎体験活動を通して,自分の長所を伸ばしていきたい。【初等教育開発専攻】
・KYT(危険予知トレーニング)は,基礎体験活動を行う上で大切だと思った。特に自分の不注意から起こるものは,注意力を上げることや広い視野を持つことで解決される場合が多いと思った。【自然環境教育専攻】
・今まで,専攻別の活動に偏っていたので,これからはバランスよく,自分にとって未知の領域でも挑戦していきたいと思った。時間認定のために基礎体験活動を考えではなく,自分自身の成長のために取り組むよう心がけたい。【美術教育専攻】
・4年生の方や普段あまり関わらない学生と一緒に話をすることで,1000時間体験学修についてモチベーションを上げることができた。また,自分自身の取り組み方と他の人の取り組み方を比較することで,新しい考えをもつことができた。【音楽教育専攻】
4 まとめ
充実期セミナーで,友達の基礎体験活動の様子を聞いたり,学びや課題を共有したりすることにより今後の活動への意欲が高まったようでした。また4年生に積極的にアドバイスを求める姿も見られ,基礎体験活動に対する取り組みの熱心さも感じました。今回の充実期セミナーで学んだことを活かして,今後の基礎体験活動が更に充実することを願っています。