入門期セミナーⅠ

ねらい:

①教育体験活動「1000時間体験学修」の全体像を把握し、大学生活4年間の教育体験活動に対する見通しを持たせる。
②これからの大学生活を共にする学生同士が交流を深め、苦楽を共に享受しようとする仲間意識を培うと共に、島根大学教育学部生としての自覚を促す。

実施日: 平成19年4月21日(土)~4月22日(日)
場  所: 国立三瓶青少年交流の家【大田市山口町山口1638-12】
参加者: 島根大学教育学部1年生174名、2~4年生学生スタッフ15名
教職員13名(合計202名)


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月21日(土) 開講式

開講式では高岡教育学部長の挨拶や、入門期セミナーIのねらいについての説明がありました。

 

研修1「1000時間体験学修」における教育体験について

研修1の講義では、まず、小川教育支援センター長から、教育体験活動「1000時間体験学修」における教育体験の意義について説明がありました。その後、学校体験領域、基礎体験領域、臨床カウンセリング体験領域についての具体的な説明を聞きました。

 
研修2「大学生としての一般常識とマナー」

研修2では、大学生(社会人)としての一般常識とマナーについて学びました。基礎体験活動などを通して社会に出た時のマナーや言葉遣いを習い、ロールプレイングでお辞儀の練習も行いました。

 

研修3「大学生活と教育体験活動~先輩に学ぶ」(班でのディスカッション)

研修3では、先輩の学生スタッフ15名による、教育体験活動「1000時間体験学修」を紹介する工夫を凝らした寸劇や、それぞれ教育体験活動から学んだことについての発表を聞きました。
また、班にわかれ学生スタッフを囲んでのディスカッションが行われ、大学生活の様子や、教育体験活動について詳しく質問に答えてもらいました。

 
研修4「出会いの場の演出と仲間づくり」
夜の研修4では、「出会いの場の演出と仲間づくり」について、専任講師の先生の指導の下、体を動かしながら楽しく仲間づくりを学びました。
 
4月22日(日)
国立三瓶青少年交流の家での朝の集いの様子と、バイキング形式の食事風景です。
 
研修5「三瓶の自然の中での体験活動」

研修5では、班単位でオリエンテーリング、スナッグゴルフ、ハイキング、ネイチャートレイリングの4つに分かれて三瓶の自然の中で体験活動を楽しみました。

 

研修6「基礎体験活動記録票の記入」

研修6では、基礎体験活動の記録表の記入について説明を聞いたり、このセミナー全体を振り返って感想を発表したり、感想を書いたりしました。

 

1年生の入門期セミナーI を終えての感想です

 今回、入門期セミナーに参加して、この島根大学に入学し、大学生活にもまだ不慣れな点もたくさんあって、そんな中で、2日間集団で生活を共にしたり、学習したりしたおかげで、新たな人間関係も作れたし、教育学部でしかできないような大学外での体験ができたことも自分にとって有意義なものとなったと思う。私は特に、1000時間体験学修に興味が持てたし、今まで「そんなのあるんだ」と軽い気持ちでいたけれど、先生方や先輩達の熱心な説明を聞いて、自分も是非積極的に参加しようと思えた。大勢の人達の前で話したり、何かを教えたり伝えたりするのは難しいことだが、1000時間体験学修というものがせっかくあるのだから、この機会を最大限に活かして、自分のスキルを新たに身につけたり、高めたいと思う。

今回の入門期セミナーを終えて、本当にたくさんの友達ができた。宿泊ということもあり、友達と過ごす時間も長かったので、様々な体験を通して交流することができたと思う。今まで人見知りをすることが多かったが、勇気を出して話しかけることができるようになったし、団結力も強くなった。また、先輩方の劇やディスカッションを通して、今まではよくわからなかった1000時間体験についても理解することができた。1000時間という時間は長いと思っていたが、話を聞いてみると、長い短いと思うのも、有意義なものにするかどうかも自分次第だと思えた。いかに自分の生活とのバランスを考えて、うまく1000時間体験を生活の一部として組み込んでいくかということを考えるだけでも期待がふくらむし、楽しくなる。人の前で上手に話すことができるようになるためにも、積極的に1000時間体験を行い、経験を積んで、人のためにも自分のためにもなるような活動がしたい。様々な体験を通して自分に自信が持てるようになりたいし、教わる側から教える側への転換ができるように努力していきたいと思った。