平成27年度 第3回FD研修会を開催しました。

 平成27年度 教育学部 第3回FD研修会を開催しました。

 日 時 : 平成27年7月29日(水)15:45~16:30
 場 所 : 教育学部棟5階多目的ホール
 題 目 : 「教員採用試験の合否に関わる学びのポイントを模索する」
 出席人数: 40名

 

 今回のFD研修会は、教育学部附属FD戦略センターの冨安慎吾准教授、辻本彰講師、上森さくら講師(いずれも「教育情報システム管理・分析部門」のメンバー)より、「教員採用試験の合否に関わる学びのポイントを模索する」と題して、報告いただきました。
 報告の内容は、2010年、2011年入学の学生を対象として、教員採用試験の合格率と、入学時の学力、在学時の学力(GPA)、体験学修への積極度、教職志向性、入試形態などとの相関関係を調査した結果から得られた学生の諸傾向をまとめたものでした。得られた結果の中には、普段、われわれが実感している内容をデータとして再確認させてくれるものもありましたし、また逆に、示されたデータによってはじめて気づかされることも多々ありました。
 調査自体は、まだ途上の部分もあり、さらに仔細な調査・分析が望まれるところですが、それでも、非常に多くの質問や感想が寄せられ、多くの教員にとって、みずからの普段の教育実践の意義や問題点を改めて振り返るよい機会になったようです。今回報告された内容は、今後、授業・カリキュラム改善を検討する場合に非常に有効なたたき台を提供してくれるものだと思われます。
 なお、今回の報告のもとになった研究の詳細は、『島根大学教育臨床総合研究2015 Vol.14(P37-49)』において公開されています。