平成27年度　教育学部　第７回ＦＤ研修会を開催しました。

　日　時　：　平成27年9月30日（水）13：30～14:20
　場　所　：　教育学部棟5階多目的ホール
　題　目　：　「島根大学教育学部　入試の現状と課題について」
　出席人数：　32名

　今回のFD研修会では、本学入学センターの美濃地裕子准教授より、全国、近隣大学、そして、島根大学教育学部の近年の入試動向についての説明と、今後の入試への対応についてのご提言をいただきました。
　報告の中で、特に興味深かったのは、近隣大学の同系統の学部と、島根大学教育学部の入試動向の比較資料についての説明でした。入試にまつわる詳細なデータから、受験生にとって魅力的で、分かりやすい入試制度を構築することの必要性について諸々の示唆をうることができました。
また、今後の入試のあり方について、美濃地准教授が強調されていたのは、入試を基軸にして、高校教育と大学教育を結びつける一貫したプランの構築です。今後の入試は、単なる受験生選抜の制度であるにとどまらず、高大接続という一連の教育プランのなかで、高校教育と大学教育の一体的改革という広い視野に立って再考されなければならず、入試制度を変えることによって、あるいは、それと同時並行的に、高校教育と大学教育を変えていくこそが喫緊の課題である、との提言をいただきました。
　こうした提言によって、教育改革の一貫として入試改革を考えていくことの重要性をあらためて確認することができました。