平成26年度 「教職実践演習」全体プログラムを実施しました。

平成26年9月30日に教育学部専門共通科目「教職実践演習」全体プログラムが教育学部4年生を対象に実施されました。

 

日時:平成26年9月30日(火)10:15~16:00(3~8限)

会場:大学会館3階大集会室

履修対象者:教育学部4年生

 

「教職実践演習」は,平成22年度以降入学生を対象に必修化され今年で2回目の実施となりました。島根大学教育学部では,全15回の講義を全体プログラム(第1回~第4回,第15回)と専攻別プログラム(第5回~第14回)で構成しており,教職実践演習運営委員会と各専攻・コースが連携して行っています。昨年度に引き続き全体プログラム(第2回~第4回)のワークショップ進行は,教職実践演習運営委員で初等教育開発講座の冨安慎吾先生が担当されました。

全体プログラムは教職実践演習に臨むにあたり,これまでの学修の成果を振り返るとともに,これから取り組むべき課題について考えることを目標としています。

第2回講義では,あらかじめ編成された5名程度のグループになり,自分のこれまでの学修/これからの学修について自己紹介の形で一人ずつ説明を行いました。他専攻の学生に自分の専門分野について説明することは,卒業後の社会環境を想定した言語活動体験として企図されています。

 

 
同じ教育学部生とはいえ,普段あまり会話を交わすことのない人も目の前にいる状況なので,発表者は少しでも相手に伝わるよう工夫をして自己紹介に臨んでいました。また,聞く側の人も熱心に耳を傾けていました。

 

第3回・4回講義では,同様のグループで割り当てられた教育的課題について討議を行いました。課題は「キャリア教育」や「子どもの貧困化」,「ふるさと教育」等,現代の教育に関する話題が中心になっています。

 

 

学生のみで討議した後,大学院1年短期履修コースに在籍する大学院生(現職院生),附属教育支援センター教員,附属教師教育研究センター教員,小中学校の校長経験者などアドヴァイザーの先生方から,学生とは異なる視点のご意見をいただき,課題についての理解を深めました。

 


最後に,これらの討議について振り返りを行い,これから卒業するまでの6カ月間に何をすべきかについてアイデアを出し合いました。これらのワークショップを通して,それぞれの進路に向けた目標や具体的な取り組みが明確になったと思います。10月以降は専攻別に設定されたプログラムに従って,学修を深めます。