「学部教育活動評価委員による附属学校教育実習Ⅲの視察」が行なわれました。

「学部教育活動評価委員による附属学校教育実習Ⅲの視察」が行なわれました。

期 日 : 平成25年6月6日(木)9:30~14:00
場 所 : 島根大学教育学部附属小学校


この視察は、学部3年生が行なう、附属学校での教育実習(「学校教育実習Ⅲ」)の様子を、評価委員の方々に視察していただくものです。「学校教育実習Ⅲ」は、教壇に立つということが主体の1週間の実習で、本実習(約一ケ月間)前に行われるものです。今回の視察では、6月段階での学生の教師力などを直接ご覧いただき、9月の本実習までに学生達がどれだけ成長していくかということを判定していただくための前段階の様子を理解していただくために、初めて企画いたしました。今回は12名の評価委員の方々に参加していただきました。
最初に、秋重教育学部長から挨拶があり、その後、林授業改善・外部評価担当教員から本視察の趣旨、日程等の説明が行なわれました。10時からの2校時目、11時からの3校時目の附属小での実習生による授業を視察していただきました。
昼食後、林授業改善・外部評価担当教員の司会進行によって、1時間にわたる協議会が行なわれ、評価委員から活発なご意見やご提言をいただきました。以下はその抜粋です。
・実習生はしっかりしている。うまく授業内容をまとめて、子供のレベルの高さと共に、実習生の努力が認められた。
・授業でのギクシャク感が薄く、自然な笑顔が見られた。昨年は中学校の授業を視察したが、それと比較しても初めての授業とは思えないレベルにあると思う。
・全体として、初めて教壇に立つ実習生にしては完成度がかなり高いように見える。事前指導や教育は学部・附属でどのように行なっているのか。
・児童の回答に対して「否定をしない」「答えには必ず理由がある」この二つの姿勢はどの授業においても貫かれていたたように思う。しかし子供の回答を否定しないのは自分の回答に自信がない。マニュアル以外のことに突っ込まれたくないという気持ちがあるのではないか。
・附属が推進している「小中一貫教育」の特徴は何か。附属だからこその利点・問題点を教えてほしい。また、一貫教育を実習の授業へどのように反映させているのか。
全体的には、学生の真摯な実習体験の様子に好印象を持たれたようでした。また附属学校の教育・施設環境、学部の教育体制等についての質問がなされました。
評価委員からの質問に対しては、佐々附属学校長、松本附属学校部長、三桐附属学校園教育実習部長、小川FD戦略センター長、舟木附属学校部長、稲垣教育学部実習部会長、西村附属学校主事(学部)が回答や補足説明をしました。