ごあいさつ

社会における未来を創造する教師

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山陰教師教育コンソーシアムは、山陰地域の教員のキャリアを生涯にわたって支援する連携組織として、平成27年に島根・鳥取両県の教育委員会と島根大学が協働で設立しました。本コンソーシアムは、教員養成から教員研修までの教育・研修システムを構築することによって、学校や地域の教育課題や現代的課題に対応する教員の育成・支援を目指しています。

グローバル化、情報化など子どもを取り巻く環境が大きく変化する中で、子どもの成長を支える教育への期待は益々大きくなっています。これからの学校には、子どもたちの未来のために必要な教育や生涯にわたって学び続けていくための基盤としての教育が求められるでしょう。現代的教育課題や地域の課題に対応し、より良い教育を通して、より良い社会を創り出していく、そのような教員が今、求められています。山陰教師教育コンソーシアムの活動を通して、日々の教育実践が充実していくことを願っています。

 

島根大学教育学部 学部長 加藤寿朗

 

学び続ける教員の育成をめざして

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 島根県教育委員会は、島根県公立学校教育職員人材育成基本方針の中で、「学び続ける教員」の育成を大きなテーマに掲げています。急激に変化する社会の中で、学校現場においても複雑かつ多様な教育課題に対応することが求められており、教員は日々の教育活動の中で実践的指導力を高めるとともに、知識・技能の絶えざる刷新が必要になっています。また、確かな学校マネジメント力を備え、次世代の本県の教育を担うミドルリーダーの育成が求められています。

 そのような中、山陰教師教育コンソーシアムの各構成機関による様々な連携活動が、本県の教育課題の解決や教師力育成、地域の教育力向上など、本県教育の質の向上に繋がっていくことを期待しています。

 

 

島根県教育委員会 教育長 新田英夫

 

学び続ける教員の育成をめざして

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山陰教師教育コンソーシアムは、島根大学教育学部、島根県教育委員会、そして本県教育委員会の3者が連携・協力し、教員養成から教員研修までの育成システムを構築・実践することで、山陰両県の教育力向上に大きく寄与しています。このコンソーシアムをもとに、本年度は優れた教員の人材確保のため「未来の教師」育成プロジェクトをスタートさせるとともに、島根大学との共同研究による「学校現場の教員の意識調査」に基づいた研修内容の充実や学校支援体制整備に向けた検討も進めているところです。今後も山陰教師教育コンソーシアムの様々な取組を通じて教員が高度な専門性やスキル、教育実践力を身に付け、山陰両県の教育がより充実していくことを願っています。

 

 

鳥取県教育委員会 教育長 山本仁志