令和6年度倉吉西高等学校「『未来の教師』育成プロジェクト」が開催されました。

公開日 2024年11月22日

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◆日 時  令和6年10月10日(木) 14:05~15:45

◆会 場  倉吉西高等学校

◆参加者  倉吉西高等学校 教職志望を含めた生徒14名(2年生),校長等教員5名

      島根大学教育学部生2名,教員4名

◆概 要

 倉吉西高等学校における「『未来の教師』育成プロジェクト」は,大学教員による講話と高校生の総合的な探究の時間の取り組みへの指導・助言という2本立てで行われました。

前半の講話では「教育の魅力と大学での学び」というタイトルで,2名の大学教員から教師の魅力や必要な力について,教育学部でのカリキュラムや1000時間体験学修等,教育学部の学びの特色についてお話がありました。

後半は,高校生が掲げた教育に関するテーマとこれまでの探究活動について,大学教員や先輩である大学生から発表に対して助言・指導をいただきました。今年の高校生の探究テーマは「思春期に伴う考え方の変化について,個人と周囲の見守り方にICTは関わっているのか?」,「学校に行けない人や行けなかった人への支援について」,「一人当たりにかかる養育費と教育費の負担」,「子育て支援の充実」ですべて喫緊の教育課題に関わるものでした。テーマごとのグループにはそれぞれ大学教員や大学生が参加し,活発な意見交換がなされました。高校生からは「(ICTの利用には)プライバシーの問題もあることに気づいた。ルールを学校で作るべきと感じた」,「広く調べるか,深く調べるか,県の施設にも行って深めていきたい」など新たな気づきに関する感想が多く得られました。

事後アンケートからは,本講座については、高校生のほぼ全員が「満足できた」,「まあ満足できた」と回答しており,今後の探究活動の充実につながる取組になったことがうかがわれました。また,講話からは教師としての仕事内容や魅力,困難さについて新たな学びがあったという声が多く寄せられました。