令和6年度倉吉東高等学校第1回「未来の教師」育成プロジェクト(総合探究の個別相談・島根大学施設見学)が島根大学松江キャンパスを会場にして開催されました。

公開日 2024年11月22日

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◆日 時  令和6年10月3日(木) 10:20~15:00

◆会 場  島根大学松江キャンパス 教職大学院カンファレンスルーム他

◆参加者  倉吉東高等学校 教職をめざす生徒2年生5名,主幹教諭

      島根大学教育学部生1名,教員7名

◆概 要

 第1回「未来の教師」育成プロジェクトは,教育に関する総合探究を行っている高校生5名がそれぞれの探究の途中経過について発表し,大学教員から専門的な助言を受け,今後の探究活動の参考にすることをねらいとして実施されました。高校生たちは,「教科書から学ぶ歴史認識の違い~今後の日韓の高校生」,「多数決の暴力」,「日本と他国 今と過去の比較からみる数学における現代日本教育の特徴と課題」という自分たちの探究活動や提言を大学教員の前で堂々と発表し学術的な助言や指導を受けました。

 高校生たちの感想からは,「探求について様々な意見をいただけた事で,これからどのように改善していけばよいのか,また,どのように探求を深めていけばよいのかを考える事ができました」,「探究発表では,チーム内だけでは考えたこともなかった新しい視点をいただけたので,これからの探究がもっと楽しみになりました」,「大学の先生と話せる機会がなかなかないのでとても貴重な経験になりました」など自らの活動を深く見直すことができたことが見受けられました。

大学教員からは「探求には答えがありません。永遠に問い続けていく,問いを深めていく,それが探求です」というお言葉をいただきました。高校生たちが探究活動をとおして学んだ成果は,大学生になったときに十分に発揮されるに違いありません。今後の探究活動が実を結ぶことを期待しています。

午後からは,大学施設の見学と教育学部説明及び質疑応答が行われました。高校生たちは教育学部への理解を深めると同時に,学ぶ環境の整った図書館やミュージアムを見て,大学生活への希望を膨らませていました。参加した5名の事後アンケートの結果からも,全員が教職への関心が高まったことが読み取れました。