栢野 彰秀

 

KAYANO Akihide (教授)

1959年10月生

自己紹介・アピール 

 理科教育を担当しています。理科教育とは、理科の授業をどのように作ればよいか、または子どもが理科の授業がよく分かるにはどのようにすればよいかを考えることです。小学校・中学校・高等学校の理科の先生になりたい人、一緒に理科教育を学びませんか。

教育・指導分野 

学部:自然環境教育専攻
大学院:教育学研究科(教職大学院)兼任教員

専門分野およびキーワード

1.理科教育学(科学カリキュラム)
2.教師教育

現在の研究分野・テーマ

 理科教育学・・小・中・高校生にどのようにして科学的知識や概念を獲得させるか、カリキュラム開発の面から研究しています。
 教師教育・・教員志望の大学生が教育実習の経験によって、教師として必要な力どのように獲得し、伸ばしていっているのか研究をしています。

最近の研究成果 

1.
「原子力発電所立地地域の中学生が原子力災害を想定した時に行う行動の判断-3年生への実態調査を通して-」,『エネルギー環境教育研究』,第11巻2号,63~68頁,2017.
2.
「教員養成と教員研修を架橋する附中理科部の授業構想とその実践-学習課題を明示し、子どもに探究の結果としての結論が見える単元計画に基づく授業-」,『島根大学教育臨床総合研究』,第16巻,129~143頁,2017.
3. 「子どもが課題を捉え探究の結果としての結論が見える小学校理科授業の試行-第4学年「物のあたたまり方」単元を例として-」,『島根大学教育学部紀要』,第51巻,13~22頁,2017.
4. 「PISA調査問題から再考する科学的リテラシー」,『島根大学教育学部紀要』,第50巻,31~43頁,2016.
5. 「全国学力・学習状況調査と島根県学力調査の比較検討-小学校理科における調査問題に焦点を当てて-」,『島根大学教育学部紀要』,第50巻,17~30頁,2016.
6. 「「指導」と「評価」を一体化させた小学校理科授業の実際-第3学年「電気の通り道」単元を例として-」,『島根大学教育臨床総合研究』,第15巻,141~151頁,2016.
7. 「原子力発電所立地地域における放射線教育-行動の判断を授業を通して-」,『エネルギー環境教育研究』,第10巻2号,29~36頁,2016.
8. 「イメージマップを活用した教員免許状更新講習の試み-小学校理科第4学年「水を熱するとどうなるか」を事例として-」,『島根大学教育学部紀要』,第49巻,69~80頁,2015.
9. 「日本の中学校理科教科書に見られる学習内容構造の特徴-『Science』における学習内容構造を手がかりとして-」,『島根大学教育学部紀要』,第49巻,55~68頁,2015.
10. 「指導と評価の一体化」を図る小学校第4学年「水のすがた」,「水のゆくえ」単元の理科授業づくり-イメージマップの活用を通して-」,『島根大学教育学部紀要』,第48巻,11~26頁,2014.
11. 「中学生の放射線に対する知識の地域差に関する調査-松江市と釧路市との比較を事例として-」,『エネルギー環境教育研究』,第8巻2号,111~118頁,2014.
12. 「自然放射線を観察する霧箱の作製」,『エネルギー環境教育研究』,第8巻2号,95~100頁,2014.
13. 「放射線の「透過性」と「電離作用」の理解を促す学習プラン-簡易霧箱を用いた授業実践-」,『エネルギー環境教育研究』,第8巻2号,31~37頁,2014.
14. 「イメージマップを活用した形成的評価に基づく授業づくりのための基礎的研究-小学校理科第4学年「水のすがた」,「水のゆくえ」単元を事例として-」,『島根大学教育学部紀要』,第47巻,29~40頁,2013.
15. 「中学校「理科」の分野目標「実験結果を分析して解釈する」を達成する授業の在り方に関する事例的研究-第2分野「空気中の水蒸気の変化」小単元を事例として-」,『北海道教育大学教職大学院研究紀要』,第3巻,93~107頁,2013.

担当授業

学部:
初等理科教育法概説、初等理科内容構成研究、理科教育法概説、理科教育法臨床研究、理科教育観察・実験法、理科教育演習Ⅰ,Ⅱ、理科内容構成研究Ⅱ,Ⅲ、理科教育研究法演習、理科教育論文講読演習、教職実践演習、教育学部で学ぶこと、卒業研究

大学院:
授業デザインのための学習観の探究、子どもに応じた教育内容の開発、学力向上をめざした教育方法の探究、現代的課題に対応した授業デザイン論、教育素材の研究と新しい教材開発、課題研究Ⅰ,Ⅱ、学校教育実践研究Ⅰ,Ⅱ

最近の社会的活動・地域貢献活動

1.
2005~ 環境省環境カウンセラー(市民部門)
2.
2014~2017 JICA草の根技術協力事業「サンパウロ州小学校教員の環境教育指導力向上事業」専門業務員
3. 2014~ 島根わくわくサイエンスクラブ副代表(わくわくサイエンス教室(年33回開催)の企画・運営・指導者)
4. 2016~ (公)日本科学技術振興財団中国エネルギー教育地域会議運営委員会委員
5. 2015,2017 広島県立三原高等学校出張講義

メールアドレス

a_kayano@ (@の後に edu.shimane-u.ac.jp を付けて送信下さい)

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