大谷 修司
Ohtani Shuji (特任教授) 理学博士
1958年7月生
自己紹介・アピール
私は学部および大学院にて生物学の講義と実験を担当しています。学生と共にできる限り島根大学構内や大学周辺の里山、宍道湖などに出かけて動植物の観察や採集を学生と共に行ない、それらを授業や実験に用いています。これまで南極に3回行く機会があり,南極の微細藻類の研究も行っています。山登りが好きで,若いときは北海道から沖縄まで様々な山を登っては,植物の写真を撮影してきました。メダカ,イモリなどの飼育,植物の栽培も趣味です。
教育・指導分野
学部:自然環境教育講座
大学院:教育学研究科(教職大学院)兼任教員
専門分野およびキーワード
1.淡水~汽水域の微細藻類の分類学と生態学
2.地域の自然を生かした生物教育
現在の研究分野・テーマ
専門は植物分類学で,特に顕微鏡的な大きさの微細藻類の分類学が主な研究テーマです。田んぼのミカヅキモ類、南極の微細藻類が主な研究対象ですが、宍道湖、中海の植物プランクトンの種組成の経年変化や絶滅危惧種を多く含む車軸藻などの種組成の調査なども行っています。
最近の研究成果
1. | Godo, T. , Saki, Y., Nojiri, Y., Tsujitani, M., Sugahara, S., Hayashi, S., Kamiya, H., Ohtani, S. & Seike, Y. (2017): Geosmin-producing species of Coelosphaerium (Synechococcales, Cyanobacteria) in Lake Shinji, Japan. Scientific Reports 7: 41928. |
2. | 山代一成,栢野彰秀,有藤裕衣,渡邉潤,大谷修司(2016): 教育実習におけるニンニク(Allium sativum)の体細胞分裂の観察の工夫.日本科学教育学会研究報告 30(8): 17-20. |
3. | 佐藤紗知子,大城 等,馬庭 章,管原庄吾,神谷 宏,大谷修司 (2015): 宍道湖におけるアオコ発生の環境要因とその事前判別,陸水学雑誌76: 217-224. |
4. | Brooks, F., Rindi,F., Suto, Y., Ohtani, S. and Green,M. (2015): The Trenthpohliales (Ulvophyceae, Chlorophyta): an usual algal order and its novel plant pathogen, Cephaleuros. Plant Disease 99: 740-753. |
5. | 周藤靖雄,大谷修司 (2015): 島根県において採集した生葉上地衣5種の分類学的検討. Lichenology 14: 27-36. |
6. | 周藤靖雄,大谷修司 (2015): 樹木の葉上に生じる粉藻病藻Phycopeltis epiphytonの観察. 森林防疫64: 11-19. |
7. | 廣瀬孝太郎,後藤敏一,大谷修司 (2014): 宍道湖中海水系の微細藻類1.Chaerocoros minimus |
8. | Suto, Y. and Ohtani, S. (2013)Seasonal development of five Cephaleuros species (Trentepohliaceae, Chlorophyta) on the leaves of woody plants and the behaviors of their gametes and zoospores. Phycological Research 61: 105-115. |
担当授業
学部:
生物学I(講義)、生物学演習I(演習)、生物学基礎実験I、II(実験、分担)、フィールド科学実習(演習、分担)、理科内容構成研究Ⅱ(講義、分担)、理科内容構成研究Ⅲ(講義、分担),理科教育研究法演習(演習、分担)、理科教育論文購読演習(演習、分担)、汽水域の科学(講義、分担)、ジオパーク学各論(講義、分担)
大学院:
現代的課題に対応した授業デザイン論(講義,分担),教育素材の研究と新しい教材開発(演習)
最近の社会的活動・地域貢献活動
・ | 平成30年度 大橋川の改修に係る環境モニタリング協議会委員 |
・ | 平成30年度 潮発電所来島貯水池水質保全対策検討委員会委員 |
・ | 平成30年度 島根県保健環境科学研究所,植物プランクトン種の同定・計測及び助言 |
・ | 平成30年度 出雲高校普通科理系課題研究指導・助言者 |
・ | 平成30年度 汽水湖汚濁メカニズム解明調査ワーキンググループ委員 |
メールアドレス
ohtani2458@ (@の後に edu.shimane-u.ac.jp を付けて送信下さい)
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