教育研究スタッフ
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松尾 奈美

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MATSUO Nami (講師)

1990年8月

 

附属教師教育研究センター ホームページアドレス:
http://crte.shimane-u.ac.jp/

自己紹介・アピール

 2019年に島根大学に着任し、現在は主に全学(教育学部以外を含む)の教職課程を担当するセンターに居ます。教育学部の皆さんにも役立つ情報を発信していきますので、ぜひ、センターまでお越しください。
 私自身、これまで様々な分野の方と共に学びながら、教育学研究を続けてきました。「スペシャリスト」と「ゼネラリスト」は対義語として使われますが、実際には専門だけでなく、「他者」に向き合い視野を「広げる」ことで理論の「例外」に出会い、知見を深めることができるのであり、多岐にわたる教育の課題に向き合ううえで、自分の感じたことや考えていることを発信し共に追究することは、とても重要だと思っています。
 「狭く深く」「広く浅く」の二項対立を超えて、「広くなるほどより深く」追究できるような学びを大学ではしてほしいと思っていますし、教師・教育学研究者としての「専門性や責任(存在意義)」を皆さんと一緒に考えていきたいなと思っています。

教育・指導分野

学部:附属教師教育研究センター

大学院:教育学研究科(教職大学院)兼任教員

専門分野およびキーワード

教育方法学、授業研究、子ども理解、インクルーシブ教育

現在の研究分野・テーマ

 教育方法学は、理論と実践の往還、研究的実践家(教師)と実践的研究(学者)とで成立してきた学問であり、そのなかで私は、「人はいかに学ぶか」に深くかかわる「認知」の視点から子どもの学習の在り方を理解することで、子どもの学びの地平から授業づくりを問いなおすことを目指して研究をしています。
 しかしながら授業という営みは複雑で、「認知」に関する理論で理解し説明しようとしたり、無理に援用しようとすれば、あらゆる形で歪みが生じてしまうため、「教育実践」と「認知に関わる知見」とが適切な接点を持つための確かな理論の構築が必要です。現在は、子ども一人ひとりの認知特性を教員間で共有することによって、学校種や教科の壁を越えて授業を検討し合える授業研究を提案する実践的研究をすすめています。

最近の研究成果

○著書(分担執筆)
ハンナ=キーパー、吉田成章(2016)『教授学と心理学との対話―これからの授業論入門―』溪水社。
○論文
深澤広明、松尾奈美、安藤和久、櫻井瀬里奈(2019)「道徳科授業における問いの研究―中学校道徳科教科書の分析を中心に―」中国四国教育学会『教育学研究(CD-ROM版)』, 第64巻, 386-391頁。
重森栄理、権藤敦子、松尾奈美(2019) 「地域防災とカリキュラム・マネジメント―横断的・総合的な取組をてがかりに―」『横断的・総合的な幼稚園教育教員養成プログラムの構築研究論文集―平成30年度広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト―』55-62頁。
松尾奈美(2018) 「子どもの認知特性に着目した授業づくりと校内研修―複数の教師によるPASS評定尺度の利用を中心に―」(査読付) 日本教育方法学会『教育方法学研究』, 第43巻, 37-48頁。
松尾奈美、佐藤雄一郎、松浦明日香、山根万里佳、深澤広明(2018) 「「特別の教科 道徳」小学校教科書の教授学的分析」中国四国教育学会『教育学研究(CD-ROM版)』 第63巻, 561-572頁。
松尾奈美(2017) 「教育実践における子どもの認知に着目することの可能性と意義―認知の評価と教育構想との関連に焦点をあてて―」広島大学大学院教育学研究科『広島大学大学院教育学研究科紀要 第三部』, 第66号, 89-97頁。
松尾奈美(2017) 「子どもの認知に着目した授業分析の方法に関する一考察」中国四国教育学会『教育学研究(CD-ROM版)』 第62巻, 156-161頁。
松尾奈美(2016) 「知能のPASS理論の枠組みを用いた小学5年社会科の授業分析」広島大学大学院教育学研究科『広島大学大学院教育学研究科紀要 第三部』, 第65号, 63-72頁。
松尾奈美(2016)「授業研究における授業の分析方法に関する一考察―重松鷹泰以来の授業分析における<理論化>と実践との関わりに着目して―」中国四国教育学会『教育学研究(CD-ROM版)』, 第61巻, 386-391頁。
深澤広明、八木秀文、吉田成章、松尾奈美、松田充、佐藤雄一郎、小山美香、早川知宏、廣中真由美、宮本勇一(2016) 「教科書は子どもたちにどのような学習を求めているか―平成26年度検定済み小学校教科書の分析を中心に―」中国四国教育学会『教育学研究(CD-ROM版)』, 第61巻, 84-94頁。
松尾奈美(2015) 「A.R.ルリアのロマンティックサイエンスの構造と意義」広島大学大学院教育学研究科『広島大学大学院教育学研究科紀要 第三部』, 第64号, 75-83頁。
松尾奈美(2014)「認知処理様式を考慮したカリキュラムの通常学級への適用に関する一考察―特別支援教育コーディネーターへの聞き取り調査を中心に―」(査読付) 九州教育学会『九州教育学会研究紀要』,第41巻, 89-96頁。
○報告書等
松尾奈美(2017)「子どもたちのつまずきをどう理解し授業を構想するか―「よく生きること」を励ます子ども理解―」社会科の初志をつらぬく会編『考える子ども』, 第377号, 36-39頁。
吉田成章、松尾奈美、佐藤雄一郎(2016) 「「論理的思考力及び表現力の育成」に向けたカリキュラム改革の意義と課題―「評価」のあり方に着目して―」広島県立庄原格致高等学校編『研究紀要―平成27年度文部科学省研究指定【論理的思考】実践報告書』, 136-155頁。
松尾奈美(2016) 「教育の科学化―協力的累積的な授業研究を目指して」社会科の初志をつらぬく会編『考える子ども』, 第372号, 42-43頁。

担当授業

学部:教職概論

最近の社会的活動・地域貢献活動

  • 教員免許状更新講習、現職教員研修

メールアドレス

 matsuo.n@(@の後に edu.shimane-u.ac.jp を付けて送信下さい)

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