教育研究スタッフ
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川瀬 雅也

 

Masaya KAWASE (教授)

1968年4月生

自己紹介・アピール 

 現代哲学を専門分野とし、なかでも「現象学」を中心に研究しています。哲学は、普段、私たちが「あたりまえ」だと感じていることについて、「なぜ、あたりまえなのか?」、「どのようにして、あたりまえになったのか?」などと問うことからはじまります。いわば、「あたりまえが不思議」だと感じ、「あたりまえ」に「驚き」を覚えることが哲学の第一歩だと言えるでしょう。しかし、「あたりまえ」を問いはじめると、とたんに深みにはまって抜け出せなくなります。そこで、「ああでもない、こうでもない」ともがくのですが、実は、それこそが哲学の営みにほかなりません。現代社会においては、しばしば、先へ先へ進むことばかりが要求され、「あたりまえ」を改めて問い直してみる余裕など与えてもらえません。しかし、そんな時代だからこそ、様々な問題を、哲学的に、根本から改めて考え直してみることに価値があるように思うのです。

教育・指導分野 

学部:共生社会教育専攻

大学院:教育学研究科(教職大学院)兼任教員

専門分野およびキーワード

哲学 現象学 生の現象学 生の哲学 多文化性

現在の研究分野・テーマ

現代哲学、なかでも、「現象学」や「生の哲学」と呼ばれる分野を主な研究領域にしています。そのなかでも、現在、中心的に取り組んでいるテーマは「生と文化」です。20世紀フランスを代表する哲学者の一人、ミシェル・アンリ(Michel Henry, 1922-2002)の「生の現象学」にもとづいて、文化、間文化性、多文化性、多文化共生などという問題について、現象学的な視点から考察し、「生の現象学」に基づいた「共生の倫理学」の構築をめざしています。

最近の研究成果 

【単著】
『経験のアルケオロジー──現象学と生命の哲学』、勁草書房、2010年。 
【共著】
『メルロ=ポンティ読本』、法政大学出版局、2018年。
『21世紀の哲学をひらく──現代思想の最前線への招待』、ミネルヴァ書房、2016年。
『続・ハイデガー読本』、法政大学出版局、2016年。
"Sein, Existenz, Leben : Michel Henry und Martin Heidegger", Verlage Karl Alber, 2013.
『自己と他者──臨床哲学の諸相』、河合文化教育研究所、2012年。
【翻訳】
ポール・オーディ著 『ミシェル・アンリ──生の現象学入門』、勁草書房、2012年。
マルク・リシール著 『身体──内面性についての試論』、ナカニシヤ出版、2001年(共訳)。
【論文(単著)】
「自己と共同体の〈あいだ〉」、『現代思想』11月臨時増刊号、2016 Vol.44-20、青土社。
« La naissance de la culture d’après la phénoménologie de la vie chez Henry », Revue International Michel Henry, No. 6, 2015.

担当授業

学部:
哲学・思想史概論、哲学・思想史特講、倫理学概論、倫理学特講、共生社会演習(哲学)、共生思想論講読、教科内容構成研究(公民分野)、初等社会科内容構成研究 地域総合研究

大学院:
現代的課題に対応した授業デザイン論、教育素材の研究と新しい教材開発

 最近の社会的活動・地域貢献活動

  • フレデリック・セレール氏(デポール大学准教授)講演会「多文化性とアイデンティティ」(島根大学教育学部主催)を企画、運営。(2016年12月)
  • 「明るい選挙推進協議会」の若者リーダーフォーラム(中国・四国ブロック)(松江市)における、哲学カフェのファシリテータ。(2016年11月)
  • 松江市にて、哲学カフェ「晤語の哲学」主催。(2015~2016年)
  • 佐世保市、長崎市にて、「哲学カフェ」主催。(2005〜2014年)

メールアドレス

kawase@ (@の後に edu.shimane-u.ac.jp を付けて送信下さい)

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