令和元年度山陰教師教育コンソーシアム連携協力推進協議会を開催しました

公開日 2020年01月28日

 

 島根大学教育学部・教職大学院と島根県及び鳥取県の教育委員会で構成する山陰教師教育コンソーシアムは,令和元年度の連携推進協議会を1月16日,サンラポーむらくも(松江市)において開催しました。
 当日は,島根県教育委員会から新田英夫教育長をはじめ教育監以下9名,鳥取県教育委員会からは山本仁志教育長をはじめ教育次長以下7名,島根大学からは繩田裕幸副学部長以下17名が出席しました。
 協議会では,本年度の活動報告として学部及び大学院の教育活動評価委員会の開催内容と「「未来の教師」育成プロジェクト」,「山陰教師サポート連携協議会」及び「現職教員研修プログラム開発」の各プロジェクトの活動内容等が報告されました。
 続いて,「教員の養成・採用・研修の諸課題」,「教職大学院を活用した人材育成」の二つのテーマについて意見が交わされました。
 教員の養成・採用・研修の諸課題については,島根大学から今後の教員養成の機能強化に向けた取組内容と近年の教員就職状況,両県教育委員会からは近年の教員採用試験の状況,初任者や若手教員に対する研修の取組みが報告され,教員志願者の減少と若手教員の資質向上という山陰地域の課題に対して,教員の魅力を伝え,教員志向のある学生を増やすことが課題解決につながるのではないか,などの意見が出されました。
 教職大学院を活用した人材育成については,両県教員委員会から修了生の現状報告のほか,研究テーマの設定,学習方法等の要望が出され,教職大学院からは修了生のフォローアップの方策やカリキュラム改編の方向性などについて説明されました。