第4回だんだん塾講演会
学生の皆さんと年齢的に近い若手先輩教員の目から見た学校現場で求められる教師力や学校を取り巻く今日的な教育課題について,日々何を感じどのように対応しておられるのか,感じたことをありのままにお話しいただきました。
実施日:
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平成27年1月7日 14:30~16:00 |
場所:
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教育学部25番教室 |
参加者:
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教育学部学生64名 教職員7名 |
講師: | 信田 明子 氏(米子市立伯仙小学校教諭) |
●演題 「大学4年間が教師の「今」をつくる~『つながり』のある教師になろう~」 ●内容の概要 ◆「つながり」と言っても様々な方とのつながりがあり,どのようにしてつながるのかという視点も重要である。まずは身近なところから,「教師と子ども」「子どもと子ども」「教師と保護者」「教師と地域」といったつながりを意識したい。 |
○学生の感想
・時間があっという間でした。話を伺っていて,私もこんな先生になりたいな…というよりも,こんな先生に担任になってほしいなと自然に思っていて,それだけ人を引き付ける魅力のある素敵な先生だなと思いました。その魅力は,やっぱり明るさやおもしろさだけではなく,子どものために努力を怠らない,愛情豊かな面を持っておられるからだろうなと感じました。今日のお話を参考にして,子どもたちの前に堂々と立てるよう,残された大学生活を充実させたいです。 |
・「つながり」というテーマの講演で,教師は子どもや保護者・地域など様々な人とのつながりが大切だと分かりました。教師と子どもとのつながりとしては,授業のふり返りやメッセージ板書などで,子どもたちとよりよくつながるための工夫があるということを知りました。また,保護者には期末懇談などもあるがプライベートな話を聴くこともあり,そのような時は傾聴がとても大切になることも分かりました。「つながり」を学校現場で発揮するには,大学生活でどれだけ有意義な生活を送れるか,目的を持って日々生活・勉強・活動に取り組めるかが大切だということが分かりました。即戦力ルーキーになれるような大学生活を送ることをここに誓います。 (共生社会教育 2年) |
・信田先生のお話を聴いていると,本当に教職と子どもが大好きだということが伝わってきました。自分の自己満足でその場をまとめていくのではなく,必ず全体を巻き込み,心をつかんでおられて,私が小学生だったら毎日学校へ行くのがとても楽しくなると思います。体験談もすごくリアルで,自分が今まで体験してきたこととも照らし合わせて考えることができました。特に,1000時間体験のお話では,自分の今を見つめ直していこうと思いました。子どもたちは,写真などを見ても本当にキラキラしていました。今,教職に進むか悩んでいたので,とても刺激になりました。 (美術教育 2年) |
・現職の先生に,在学中にやっておいてよかったこと・やっておけばよかったことなど詳しく聞くことができてとてもよかったです。自分が教員になったら,何に困るかなど考えることができました。ABCDの法則,あたり前のことをきちんとできることが大切だという話が,特に印象に残りました。(初等教育開発 2年) |
学生たちは真剣なまなざしで聴きいっていました。信田先生からいただいたキーワード「つながり」「目的意識」「意図的な仕込み」「達成感の共有」などについて,今後の大学生活や卒業後の社会生活で探求し続け,活かしてほしいと思います。