教育研究スタッフ
  • 学部歴

鹿内 文仁

iro-pen

SHIKANAI Fumihito (特任准教授)

1969年6月生

自己紹介・アピール

 苗字は「しかない」と読みます。青森出身です。趣味は学生時代からやっているjazzサックス演奏とスキー(2016年シーズンに大山で1級合格しました)です。他に料理や車も好きですが、普段は研究と実験が趣味みたいな感じです。色々な事に興味を持つのですが、一旦やりだしたら一途で、とことんまでやらないと気が済まない性分です。

教育・指導分野

学部:自然環境教育講座

専門分野およびキーワード

物理(誘電体、結晶学、回折結晶学)

現在の研究分野・テーマ

 磁石の中ではミクロな磁石のN極とS極が一方向に整列しています。これはミクロな磁石同士が互いに影響を及ぼしあって(相互作用と言います)生じる結果です。同様にミクロな電気的な+と-(電気双極子)が整列している物質を「強誘電体」と言います。これまで「磁石は電気的な力を、電気双極子は磁気的な力を受けない」とされてきましたが、近年、外部磁場によって電気双極子が向きを変えるマルチフェロイック物質と呼ばれる強誘電体が多数発見されました。その多くにおいてミクロな磁石間の相互作用がマルチフェロイック物資の示す物性において支配的な事が解ってきました。しかしながら、磁気的相互作用のみが原因であれば磁性原子が空中に浮いていても水中にあっても同じ結果になるはずです。物質(結晶)中に磁性原子がある場合「結晶中に存在する」という条件が必要なはずです。その一つが「対称性」です。ミクロな磁石の配列は結晶の持つ対称性に従います。また、結晶中の周囲の原子の作る環境を「結晶場」と言います。新しい考え方ではありませんが、現状よく解っていません。結晶場を調べるには磁気的相互作用が支配的な物質ではなく、磁気的相互作用の小さな物質が都合良いはずです。そこで、その様な物質の磁気構造や磁気的なエネルギーを測定する事を目的とし、現在良質な結晶作成を行っています。また、その評価や解析の手法開発やプログラム作りも並行して行ってます。

最近の研究成果

○主要学術論文     
Fumihito Shikanai, Shinya Tsukada, and Yukikuni Akishige
"Single Crystal Growth of β-Tb2(MoO4)3 and its Evaluation"
Ferroelectrics (2017) in press.
Fumihito Shikanai, Keisuke Tomiyasu, Naofumi Aso, Shinichi Itoh, Susumu Ikeda, Takashi Kamiyama,
Shinya Tsukada, Jun Kano, and Seiji Kojima
“Dynamical Properties of the Protonic Conductor K3H(SeO4)2”
Ferroelectrics 416, 101 (2011)
Fumihito Shikanai, Shinya Tsukada, Jun Kano and Seiji Kojima
“Acoustic Phonon and Central Mode in protonic conductor K3H(SeO4)2
Phys. Rev. B 81, 012301 (2010)
Fumihito Shikanai, Keisuke Tomiyasu, Naofumi Aso, Susumu Ikeda and Takashi Kamiyama
“Dynamical behavior of SeO4 tetrahedra in protonic conductor K3H(SeO4)2
Phys. Rev. B 80, 144103 (2009)
Jun Kano, Tokushi Kizauka, Fumihito Shikanai and Seiji Kojima
“Pure lead nanoparticles with stable metallic surfaces, on perovskite lead strontium titanate particles”
Nanotechnology 20, 295704 (2009)
Fumihito Shikanai, Jun Kano, Hiroshi Sawa, Fan Zhang, Tomoaki Karaki, Masayoshi Adachi, Je-Geun Park, Seiji Kojima, Susumu Ikeda, and Takashi Kamiyama.
“A gradational system for ferroelectric nanosized (Pb0.7Sr0.3)TiO3 particles”
J. Phys Condens. Matter 21, 025903 (2009)
D.S. Adipranoto, F. Shikanai, M. Yonemura, K. Mori, J-G. Park, K. Itoh, T. Kamiyama
“Structure-property relationships of fast copper ion conductor cubic CuI”
Solid State Ionics 180, 492 (2009)
○学会発表(過去5年の22件分省略)
(1) 鹿内文仁
"回折ピークの分散を取り入れた結晶構造解析法III"
日本物理学会(岩手大学)2017年9月
(2) 鹿内文仁
"結晶系, 磁気構造モデル, 磁性原子の種類, 個数によらず使用できる中性子磁気回折強度の導出"
日本結晶学会(水戸)2016年11月
(3) 石川喜久, 鹿内文仁, 日下靖之, 茂吉武人, 塚田真也, 坂倉輝俊, 木村宏之, 神山崇, 秋重幸邦
"酸素欠損BaTi2O5-xの強磁性発現機能"
日本物理学会(金沢大学)2016年9月
(4) 鹿内文仁, 塚田真也, 秋重幸邦
"対称性が予測するβ-R2(MoO4)3のマルチフェロイック特性 XIV"
日本物理学会(金沢大学)2016年9月
(5) 鹿内文仁
"多電子系におけるL・Sの固有状態の厳密解 II"
日本物理学会(関西大学)2015年9月
(6) 鹿内文仁
"対称性が予測するTb2(MoO4)3のマルチフェロイック特性"
第20回 中国四国北九州誘電体セミナー(島根大学)2015年6月
(7) 鹿内文仁
"結晶場準位と物理量"
第13回中性子科学会(柏)2013年12月
○査読
Journal of the American Chemical Society (ACS Publications)

担当授業

学部:
物理学II(電磁気学)、物理学基礎実験II、物理学基礎実験I、物理学演習II(波動と原子)

最近の社会的活動・地域貢献活動

  • 出雲高校SSH(2015)
  • 青少年育成推進員(平29年度)

メールアドレス

shikanai@ (@の後に edu.shimane-u.ac.jp を付けて送信下さい)

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