中山間地域での小中学生・夏休み学習支援
( 2016年度)
プロジェクトの名称 | 中山間地域での小中学生・夏休み学習支援 | ||||||
プロジェクトの概要 | 本企画は、1000時間体験学修の一環として、中山間地にあって学習塾等の存在しない浜田市弥栄地区で、小中学生向けの夏休み勉強合宿に参加・協力することで当地の児童生徒の学習支援を行うと共に、彼らを含めた地域住民と交流を行おうとするものである。 本企画は、本学部中期計画中、「地域社会に貢献できる人材を養成するため、地域機関等との連携を強化し、現場重視型の教育を展開する」「地域の教育・文化に係る関係機関との連携・協力関係を強化し、地域の教育並びに文化の保全・継承・創造に貢献する」という項目について、直接、草の根的に地域の教育課題に取り組む活動として与するものである。 また、直接に本学学生が、地域の人たちとの連携の下に、中山間地域が抱える教育課題に取り組む教育支援活動として、しまだいCOC事業の理念に沿ったプロジェクトである。 本教育支援活動は、2010年度以来継続的に実施してきており、当該地区から信頼を寄せられる地域連携活動となっている。本プロジェクトはこうした信頼関係をさらに深めるとともに、これまでの課題を踏まえて、学生の自主的な関わりを促すなど活動をさらに発展させようとするものである。 |
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プロジェクトの 実施状況 |
2016年8月17日から19日までの三日間、浜田市安城公民館の協力を得て、浜田市弥栄町長安本郷の弥栄会館にて、地元の小中学生を対象とした泊まり込みの夏休み勉強合宿を開催した。 |
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研究組織 |
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本プロジェクトにより期待される効果 (成果の公表方法を含む) |
参加学生は、直接子どもに対する中で、指導経験を積むとともに、教職に対する意識を高めることができた。また、島根県中山間地域の子どもが置かれている状況に対する理解を深めることができた。 参加した児童は、塾などがない状況の中で、今回の合宿で学力を伸ばすことができた。また、ふだん大学生と触れ合う機会がない中で、本学部学生と交流することで大学生一般や島根大学への親しみを持ってもらうことができた。 また、島根大学教育学部が2010年から継続的に行ってきた地域への教育支援活動として、浜田市弥栄町内で認知されるようになっている。規模が小さく派手さのない活動ではあるが、地域のニーズに即した実質的な活動として、地域との連携を重視する本学・本学部の理念にあった活動と信じるところである。 さらに、今年度についてはメディアの取材を受け、本学部の取り組みを地区内外にアピールする機会となった。=山陰中央新報 2016年8月18日 「勉強教えて島大生!」および毎日新聞 2016年8月20日島根面 「島大生指導で解けた!」(添付資料参照) |