アクティブラーニングの視点に基づく授業改革推進のための、小・中・高等学校向けOJT用DVD教材の開発(Project)

( 2016年度)

プロジェクトの名称 アクティブラーニングの視点に基づく授業改革推進のための、小・中・高等学校向けOJT用DVD教材の開発(Project)
プロジェクトの概要  鳥取県では平成24年度から高等学校教員、平成27年度から小中学校教員対象に、アクティブラーニング(以下AL)の理論と実践児童生徒に21世紀型スキルを獲得させるための研修を継続的に実施してきた。ALの推進は、主体的・対話的で深い学びという表現には変わったものの次期学習指導要領で取り上げられることもあり学校現場では非常に高いニーズがあるが、教材を書籍に頼るほかない状態であり、著しい混乱が起きている。
 そのため、東京大学大学発教育支援コンソーシアム推進機構(CoREF)及び静岡大学学習科学研究教育センター(RECLS)との共同で、映像とテキストからなる校内研修で活用するための DVD教材を開発し配布したものである。
プロジェクトの
実施状況
 関係諸機関と連携を行いながら、鳥取県教育センターで実施してきた研修カリキュラムを校内のOJT(校内研修)で活用できる形に構成しなおして作成し、島根大学大学院教育学研究科名で、鳥取県教育委員会と島根県教育委員会の後援名義を頂き配布した。
 予算内で全400部の教材を作成し、鳥取県向けに約150部、島根県向けに約150部、県教育委員会本庁と教育センターに配布が終了している。配布後は、必要とする学校に配布していただくこととしている。
研究組織
所属・職 氏名 専門分野
島根大学大学院
教育学研究科・教授
○千代西尾 祐司 教科教育・学級経営・ICT活用教育
静岡大学情報学部
行動情報学科・教授
大島 純 学習科学、学習環境デザイン、社会ネットワーク分析
東京大学大学総合教育研究センター・教授 白水 始 学習科学、認知科学、教育工学
本プロジェクトにより期待される効果
(成果の公表方法を含む)
 多くの学校から校内研修で使いたいという言葉を頂いており、特に大学院生のM2が所属する学校では、この教材を用い校内研修を行う計画が幾つか進んでいる。
 また、境港市教育委員会から、この教材を用い各学校で校内研修を行うために、研修を進めるためのファシリテータを育成したいという依頼を受けており、今後、境港市では全ての学校で活用されることとなる。