教職大学院におけるケース・メソッドの導入とその改善

( 2016年度)

プロジェクトの名称 教職大学院におけるケース・メソッドの導入とその改善
プロジェクトの概要

 島根大学教職大学院では提供するほぼ全ての科目が学部新卒学生と現職教員学生の合同で学ぶようカリキュラム・デザインされている。この特色が最大限の教育効果に繋がるよう、昨年度より一部の講義で課題解決型の教育方法であるケース・メソッドの導入が検討されてきた。

 本プロジェクトはケース・メソッドを導入した講義の効果の検証を島根大学教職大学院内外で広く行い、より充実した教育を提供することを目的とした。

プロジェクトの
実施状況
以下、プロジェクトの手順を示す。
  1. 日本教育大学協会研究集会にて、島根大学教職大学院でのケース・メソッド導入について発表した。
  2. 2017年2月17日に、スクールリーダーのためのケースメソッド講演会・ワークショップ」を開催した。講師として竹内伸一氏を招聘し、教職大学院学生が作成したケースでのワークショップを行った。教職大学院学生の他、島根鳥取両県教育委員会に広報を行い、指導主事等23名の参加があった。
  3. 上記の結果を紀要に投稿するため論文を執筆中である。
研究組織
所属・職 氏名 専門分野
島根大学・教授 ○肥後功一 教育臨床心理学
島根大学・准教授 丸橋静香 教育哲学
島根大学・講師 上森さくら 教育方法学
島根大学・准教授 熊丸真太郎 教育経営学
島根大学・特任教授 三島修治 特別支援教育
島根大学・特任教授 長 和博 学校・学級経営
島根大学・准教授 大島 悟 学校・学級経営
本プロジェクトにより期待される効果
(成果の公表方法を含む)
 本プロジェクトにより、講義の成果を日本教育大学協会研究集会やワークショップにて発表したり、竹内伸一氏を招聘したりして、教職大学院の講義のあり方を検証することは、本校の特色の一つである問題解決型教育の取組を全国的にアピールすることにつながったと考える。さらに、その結果を論文にまとめ紀要に発表することは、教育的価値だけでなく研究的価値も有することになるであろう。