学生・教員・市民をつなぐワークショップの展開

( 2013年度)

プロジェクトの名称 学生・教員・市民をつなぐワークショップの展開
プロジェクトの概要

 映画上映会を開催するとともに,学生・教員・市民とのワークショップを実施することが本プロジェクトの主眼である。
 多角的な視点から教育を取りあげた映画を上映することは,学生・教職員にとって有意義なものである。そして,娯楽的要素のある催しを開催することで,多くの市民に大学に来て頂くと同時に,本学部が取り組む教育の課題を共に考える機会を提供することが可能となる。
 また,上映会後に,学生・教員・市民を交えたワークショップをおこなうことで,教育学部の教員や学生の教育に対する姿勢や考え方を市民に周知する広報機会を設けることができる。
さらに,来場者に対するアンケート調査を実施・分析することで,今後より効率的・効果的に学部の広報活動をおこなうための基礎資料を得ることも可能となる。

プロジェクトの
実施状況

 プロジェクトの趣旨に基づいて,「テラビシアにかける橋」「パリ20区、僕たちのクラス」の映画上映会とワークショップを開催した(2014年1月15日,2014年2月16日)。
 ワークショップの実施にあたっては,ファシリテーターが不可欠であるため,本学部における1000時間体験学修の一環としてスタッフ並びにファシリテーターを募集した。
 上映会後に開催したワークショップについては,第1回目・第2回目では,登場人物の行動や心情を分析しながら,映画を読み解く内容で進めた。参加者については,上映会では第1回・第2回とも約20名,ワークショップでは第1回・第2回とも10名であった。

研究組織
所属・職 氏名 専門分野 
初等教育開発講座・准教授 ○深見俊崇 教育方法学
初等教育開発講座・准教授 石野陽子 発達心理学
初等教育開発講座・講師 香川奈緒美 教育社会学
共生社会教育講座・准教授 諸岡了介 社会学
美術教育講座・講師 有田洋子 美術科教育学
自然環境教育講座・助教 塚田真也 物理学
本プロジェクトにより期待される効果
(成果の公表方法を含む)

 上映会・ワークショップに参加することで様々な学びを得ることができたとのアンケート結果からも有効な取り組みであると考えられる。また,大学外からの参加者からは,ワークショップでの学生の姿勢や対応の仕方を評価して頂いた。
 しかし,参加者が思うように伸びず,広報などの手段を検討・工夫することは不可欠である。

 

「学生・教員・市民をつなぐワークショップの展開」成果報告