1)小学校外国語活動研修会の開催
○平成25年度第1回研修会
日時:5月25日(土)13:00~16:30 場所:島根大学教育学部 35番教室 後援:島根県教育委員会 内容: 13:00~15:00 演習1 Hi, friends! 1 Lesson 3・4の指導の実際 Hi, friends! 2 Lesson 3・4の指導の実際 15:15~15:45 演習2 『先生のための外国語活動英語表現CD』を使ってのクラスルームイングリッシュの練習 昨年度、学部長裁量経費プロジェクトで作成し各学校に配布した 「先生のための外国語活動英語表現CD」を活用し,外国語活動の授業で使う英語表現の練習
15:45~16:30 情報交換
小学校教員を中心に約40名の参加があり、今回はそのうち11名が本学の学生であった。これから取り組む単元について、グループごとに本学の学生も現職の教員に混じって意見を出し合いながら、授業のめあてや活動について一緒に考えた。学生からは、単元計画を立てるにあたり現場の先生方の意見を直接聞くことが出来、大変勉強になったという声が多く寄せられた。
○H25年度第2回研修会
日時:8月25日(日)13:00~16:30 場所:島根大学教育学部 212番教室 後援:島根県教育委員会 内容: 13:00~13:30 講義 「島根県教育センター主管【小学校外国語活動教育講座】報告」 報告者:島根県教育センター 指導主事 鎌田 真由美 7月に行われた標題の講座での文部科学省直山木綿子教科 調査官の講義・演習の内容についての報告と解説 13:30~15:30 取組例紹介及び演習 “ Hi, friends ! 1・2 ”Lesson 5・6の指導の実際」 提案者:大田市立久手小学校 教諭 梶谷 修一郎 Hi friends!で2学期に取り扱う単元の指導の在り方について、具体的な実践の紹介を参考に参加者全員で協議を行った。 15:45~16:30 情報交換
○H25年度第3回研修会 ※Webカメラによる双方向参加型研修
日時:2月15日(土)13:00~16:00 場所:島根大学教育学部 390番教室 隠岐島文化会館 会議室 後援:島根県教育委員会 内容: 13:00~13:45 報告 「第10回 全国小学校英語活動実践研究大会 報告」 報告者:島根大学教育学部 大谷みどり 平成26年2月7・8日に福岡で開催された標記大会について、 文部科学省直山木綿子教科調査官の講演内容も含めての報告と、25年12月に文科省から発表された「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」についての解説 13:45~14:30 報告及び演習 「平成25年度 小学校における英語活動等国際理解活動指導者養成研修」報告及び演習 発表者:隠岐の島町立有木小学校 教諭 濱田 貴士 全国研修会に参加さした濱田教諭が、具体的に研修内容を紹介 14:45~16:00 隠岐と松江間での情報交換 隠岐会場と松江会場から、参加した教員の学校での取り組みの紹介後、質疑応答を行った。
第3回研修会は今年度、かつこれまでの自主研修会では初めての、松江と遠隔地をWebカメラで結んでの双方向参加型の研修に取り組んだ。上記の概要の所で記したように、これまで県による研修でも課題になってきた「島根の地理的課題」を克服できる先駆的研修会となった。今回Webカメラで結ぶ研修については、島根県教育委員会・教育センターの主事から島根県の状況を聞き、3時間にわたり動画の回線を使うということとセキュリティの観点から、学校現場に直接回線をつなぐことは出来ないという事が判明した。従って隠岐の会場は、学校ではなく隠岐島文化会館を使用した。また当初の計画では、隠岐の他に益田・浜田・大田も結ぶ予定であったが、会場確保の難しさと、初めての試みとして、まず第一回目はニーズが最も高い隠岐と結び、3時間の双方向研修の成功が確認されれば他会場も増やしていくこととした。 隠岐と結ぶ準備段階では、島根県教育委員会の渡部主事がICT機器にたけておられることから、事前に実際にWebカメラを使い、島大と隠岐を結んで複数回調整を行った。しかしながら当日は、隠岐文化会館の回線がうまくつながらず、参加教員の携帯電話のテザリングを利用しての研修となったが、3時間の双方向参加型の研修は、回線上は大きな問題はなく実施することが出来た。
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島大と隠岐会場の教員が、質問や意見交換をしている様子
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この初めての「双方向参加型研修」について、参加した教員からは次のような感想が寄せられた。
【隠岐会場に参加した教員から】 |
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隠岐にいながら島根大学での講義が聴けたり、島根大学の先生方へ提案発表が出来る画期的なシステムだと思いました。 |
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非常に有効なものだと感じました。ただ受信するだけではなく、こちら側からも発信が出来、なおかつ他の人も参加出来るというのは隠岐の先生方にとっては主体的に参加出来るものだと思いました。 |
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離れた地域・場所で同時に研修を行うことが出来、とてもよいと思いました。これから研修などの幅が拡がっていく感じがしました。 |
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隠岐で働いていると、研修会に参加したくても前後泊の事を考えるとなかなか出にくいです。しかしテレビカメラをつないでの研修だと宿泊も考えずに参加出来るので、とてもよいと思いました。 |
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テレビカメラを使っての研修会という先進的な取り組みでした。これからもこのような研修を増やして頂いて、研修により参加しやすくなることを願っています。 |
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隠岐という立地なので研修機会の確保にスカイプは有効だと感じました。本会場での手間が掛かると思いますが、隠岐側としてはとても嬉しいです。双方向にすることで、意見を述べる機会もあってよかったと思うので、今後もこのような機会を期待しています。 |
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テレビカメラにつなぐことで他地域の人との交流にもなるので、自分たちの地域ではやっていない取り組みを知ることが出来てよかった。 |
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初めて見た取り組みで、とてもよいと思いました。行きたい研修があっても物理的に難しい地域にとって画期的だと感じました。他の研修でも活用出来たらと思います。 |
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島根県の地理的なハンデを克服する効果的かつ先進的な取り組みだったと思う。 |
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どんどんテレビカメラを活用した研修を取り入れていってもいいと思った |
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ものすごく有効だと思いました。是非続けて行って下さい。 |
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遠方からの参加が可能になり、とても有難かったです。 |
【島大会場に参加した教員から】 |
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ぜひ松江・隠岐・西部でつながるといいですね。画面も見やすく、とても分かりやすかったです。すごい!と思いました。 |
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隠岐の参加者と距離を感じることなく話が出来て、大変良い取り組みだと思いました。 |
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Skype研修はとてもいいと思います。島根は移動が大変なので。 |
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Skypeを用いた複数会場での研修の実施は、英語の授業やセンターでの研修にも活かせると改めて思いました。 |
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松江と隠岐をつないだ研修会と言うことで、これからもこういった会が盛んになるといいなと思いました。 |
【今後の課題等についての指摘】 |
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会の当日は電波状況が不安定になる事もありましたが、電波が安定した条件下であればスムーズな講義が可能だと思います。何より外国語活動に熱心に携わっておられる先生方の話が聞けることがすごいです。 |
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今後回数を重ね、課題や改善策を探っていきたい。 |
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島根は広いので、カメラで結ぶのは面白い工夫だと思う反面、カメラを通しての交流には限界があるとも思います。それぞれの会場で会を持ってもいいかなと思います。会場と会場は結ばなくても、参加者の気持ちはつながるのでは、と思います。 |
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西部や南部に比べると近距離ではありますが、島大出雲キャンパスとも繋げると、出雲市内の先生方も出席しやすいかもしれないと思いました。 |
このように、上記の参加教員からの感想からも伺えるように、島根県初の、Webカメラを用いての教員を対象とした双方向参加型研修は、大きな成果と、地理的課題が大きい島根県における研修の今後の在り方に、ひとつの提案が出来たと思われる。
2)ICT機器を活用した、大学と附属学校園との連携 英語教育において、コミュ二カティブなアプローチと発信型の授業が重視される中、大学と附属でiPadを活用した授業に取り組んだ。特に附属中学校1年生の授業では、アメリカのペンパルに松江のよさを伝えるプロジェクトとして、附属中学生がグループごとに紹介したい場所へ実際に出かけ、iPadを使って紹介ビデオを作成し、アメリカのペンパルに送ると言うプロジェクトに取り組んだ。今回の取り組みを参考に、今後iPadを使ってのプロジェクトを増やす予定である。
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松江城を紹介するグループ
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京店のハートの石畳について紹介を行ったグループ。 生徒曰く、ハートの石畳を踏むといい人に巡り会える、ということで、一人が女の子役、もう一人が男の子役、さらにもう一人がその説明をしている様子です。
3)島根県小学校教員を対象としたアンケート調査の分析と概要配布 平成24年度 学部長裁量経費プロジェクトに採択され作成した「先生 のための外国語活動英語表現CD」を県下の全小学校に配布する際に依頼したアンケートの分析を行い、概要を再び全小学校に郵送した。
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