教育学部就職支援体制の充実と協働化

( 2013年度)

プロジェクトの名称 教育学部就職支援体制の充実と協働化 
プロジェクトの概要  近年の教員採用試験は、大量採用時代に入りつつあるにもかかわらず、全国的な教員志望者の増加や地域的偏重により、地方の国立大学法人にとって厳しい状況が続いている。とりわけ教員養成に特化した島根大学教育学部においては、特に正規採用数の少ない山陰両県における教員採用試験合格率や教員就職率の向上が緊要の課題となっている。このような状況は、一部の教員の力だけでは克服できないものであり、学部構成員全体として取り組んでいく必要がある。
 そのため、これまでも刊行してきた教員採用試験受験テキストブックを改訂し、最新情報をもりこむことによって、きめ細かい配布を試みるとともに、面接対策ノートも引き続き配布し、安定的に全教員・全学生が情報を共有できるようにした。経費は、その印刷費の一部に使用した。
プロジェクトの
実施状況

(1)教員採用試験の実施状況に関する情報収集
  「就職活動報告書」により、継続的に情報収集を行った。
(2)教員採用試験受験者の動向に関する情報収集
  「進路実態・希望調査」(平成25年4月3日実施)、「就職活動報告書」(随時)、「就職・進路調査」(平成25年9月30日実施)、「進路状況調査」(平成26年3月25日実施)により、継続的に情報収集を行った。
(3)教員採用試験受験者の体験報告会の実施と記録
  平成25年12月4日・11日、島根大学教養教育棟101室において、教員採用試験合格体験発表会を開催した。報告者は計13名。
                 

 


(4)教員採用試験受験テキストブックの編集・印刷
  上記の(1)~(3)を反映させて、最新の情報を掲載した。
                 


(5)面接対策ノートの配布 

 

研究組織
所属・職 氏名 専門分野
共生社会教育講座・教授 ○長谷川博史 日本史
言語文化教育講座・教授 林  高宣 英語学
初等教育開発講座・准教授 石野 陽子 発達心理学
数理基礎教育講座・講師 柿澤 亮平 数学
特任講師 佐竹 易子 情報教育
本プロジェクトにより期待される効果
(成果の公表方法を含む)
 教育学部の全教員・全学生に、テキストブックを配布し、教員採用試験に関する情報を恒常的に共有する体制をとった。そのことによって、1・2年次から教職志向性を高めるきっかけを作るとともに、教員が就職支援機能をより効率的・効果的に分掌し、緻密な支援活動を行う条件を整えることにつながると考えられる。