平成26年度「学校教育実践研究」成果発表会・中間発表会を開催しました。

    平成26年度「学校教育実践研究」成果発表会・中間発表会を開催しました。

     日 時 : 平成26年9月25日(木)
     場 所 : 島根大学教育学部棟23、24、25番教室

     この成果発表会・中間発表会は、島根大学教育学研究科の学生が「学校教育実践研究」の研究成果や、研究の中間報告を行う場です。「学校教育実践研究」とは、学生が、学校教育現場において「いま課題になっていること」や各自の実践的な問題意識を研究テーマとして設定し、指導教員や附属学校園教員の指導のもと、一年間かけて、研究および、研究に基づいた教育実習を実践するというカリキュラムです。
     今回の発表会では、1件の成果発表、および、21件の中間発表が行われました(下記の「発表題目一覧」を参照)。会場には、教育学研究科の学生の他、教育学部の多くの教員が参加していました。発表学生は非常に熱心にプレゼンを行い、参加した教員も、熱心に耳を傾けて、多くの質問やアドバイスが飛び交い、会場は熱気に包まれていました。
     発表形式については、成果発表がパワーポイントを用いた発表形式、中間発表がポスターセッションの形式で行われました。ポスターセッションの形式は、今回がはじめての試みでしたが、発表者と聞き手が近い距離でコミュニケーションすることができ、真剣な中にも、親密な雰囲気で、各セッションごとに活発な意見交換がなされていました。
     中間発表の多くは、この後期に教育実習を行うことになりますが、いずれも最終的な成果発表を聞くのが大変な楽しみな内容となっていました。

    発表題目一覧
    ・球技(ベースボール型教材)における中学生の学習意欲の向上を目指した体育授業の実践
    ・古典に興味・関心を持たせる授業とは
    ・児童の自己や他者への信頼感の構築過程の研究
    ・発達障害児における金銭管理の指導方法の検討〜自閉症児に視点を当てて〜
    ・別室登校をしている児童・生徒の教室復帰に向けた支援方法の検討
    ・既習事項を教科書を使ってふりかえる活動が生徒の学習方略に与える効果の検討
    ・文法指導における効果的な方法の開発――導入における使用例文と指導方法について
    ・CLILによる中学生の英語能力と学習意欲の効果について
    ・江戸時代の特産物を事例とする地域資料の教材化
    ・中学社会科・地理的分野における教材開発―ヨーロッパ州を事例に―
    ・芥川龍之介「トロッコ」―「語り」の授業実践―
    ・プラスチックの性質と用途を関連させた実験教材と学習カリキュラムの開発
    ・声の支えと共鳴に着目した発声指導に関する研究
    ・腹式呼吸に着目した発声指導に関する研究
    ・小学校音楽科における効果的な板書の方法に関する実践研究
    ・小学校家庭科の食生活学習における持続可能な開発のための教材開発
    ・食品の選択と安全性への関心を高める学習指導の工夫
    ・運動意欲に差のある子供を混在させたグループによる課題解決型授業実践の取り組み〜生徒の運動意欲の運動有能間に着目して〜
    ・視聴覚教材の活用による発声の理解に関する研究
    ・小学二年生における鍵盤ハーモニカの指導法に関する一考察
    ・小学校音楽科における演奏者との協働による授業実践研究
    ・映像と音との関わりに着目した「創作」指導法の実践的研究